「GKの補強は考えていない」権田退団の清水・反町康治GMは若手GKの成長に期待
清水エスパルスの反町康治ゼネラルマネージャー(GM)も、GK佐々木智太郎に大きな期待を寄せた。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 反町GMは20日に昌平高校で行われた加入内定記者会見に同席。「エスパルスは育成型クラブとして力を入れている。ユースから2人と、大津高の嶋本(悠大)、そして佐々木の高卒4人が入る。将来的に清水の屋台骨となってくれることを期待しています」とメッセージを送った。 武器だというシュートストップの技術はもちろん、メンタルの部分でも「プロ向き」と評価しているという。「非常に真面目で、意思の固い人間だと感じている。その意味でもプロ向きだと思う」。GK権田修一からの評価も「非常に高かった」とし、素材の良さに太鼓判を押した。 今季J2を優勝して3年ぶりのJ1復帰を決めた清水だが、先日、権田の今季限りの退団を発表。今季J2で35試合に出場した守護神の退団は大きなニュースとなった。現在在籍するGKで権田以外は、25歳のGK沖悠哉を筆頭に、24歳GK梅田透吾、23歳GK阿部諒弥、大卒ルーキーのGK猪越優惟と若手選手ばかりだ。 ただ反町GMは来季に向けた補強に関して、「GKは今のところ考えていない」と断言する。期待するのは佐々木ら若手の突き上げだ。「成長するチャンスはたくさんある。彼(佐々木)も一緒になって精進してほしい。やはりサステナブル(持続可能)なチーム作りを目指さないといけない。そのためにも我々もその成長を促すようなことをさせていかないといけないと思っています」。チャンスをものにした選手が、大きな飛躍を遂げることになりそうだ。