52歳、心地いい暮らしのために「手放したこと」5つ。病を宣告されたのがきっかけに
4:シーズンごとに服を買う習慣を手放した
服はシーズンごとに慎重しなくてもいい。これに気づいたきっかけは新型コロナでした。ステイホームで出かけたりだれかに会う機会が少なくなったことで、服を買う頻度が減ったのです。 以前はシーズンがかわったりイベントがあるごとに「とりあえず何着か買っておこうかな」という感じで、深く考えずに服を買っていましたが、それって本当は必要ないのではないだろうかと思って、自分の暮らしを振り返ってみたんです。その結果、定期的に新しい服を買う必要はないのではないかということに気づきました。 無駄なことに労力を使うのは、体力的も精神的にも疲れてしまう年齢なのかも。自分を労るという意味でも、家の中に置いておくものは本当に気に入ったものだけ、そして自分が心地よいと感じるものだけで十分だと思えるようになりました。
5:だれかの暮らしのマネをすることを手放した
キッチンマットの洗濯って、タイミングもはかりにくいし洗濯自体も大変です。だからほかの人はどうしているんだろうと思いSNSを調べてみたら、「キッチンマットは敷いていない」という人が多かったので、私もキッチンマットを敷くのをやめてみたんです。 でも、料理中にものを落としたりすることもあるし、床が傷ついたり汚れやすくなってしまう気がして、キッチンマットがないと落ち着かない性分なのだと気がつきました。ただ、毛足のあるキッチンマットはなるべく使用したくなかったので、毛足のないキッチンマットにきり替えました。わざわざ洗濯する必要はなく、お手入れは雑巾でふくだけですむので簡単。とても気に入っています。 だれかのマネをするだけではなく、いかに自分が気持ちよく家事をすることができるかに目を向けること、自分をいちばん大切に考えられるように思考を変えたら、完璧に家事ができなくても罪悪感がなくなり、逆に日々の暮らしが豊かになった気がします。
小林ユリ