52歳、心地いい暮らしのために「手放したこと」5つ。病を宣告されたのがきっかけに
年齢を重ねるとともに、考え方も体調も変化します。 50代になってから、心地よく暮らすために“自分優先”で家の中を整え始めたというのは、ブログ「まめ's HOME」を発信する、整理収納アドバイザーのまめ嫁さん。それまで当たり前にやっていた日常の意識を変え、50代になって手放したことが増えたと言います。詳しく語ってもらいました。 【写真】キッチンマットの代わりに敷いているもの
1:気分が乗らない家事は手放した
50歳を過ぎた頃、以前のように精力的に体を動かすことができなくなったんです。やる気は出ないし、朝からほとんど動けないこともありました。年齢的に更年期かと思っていたのですが、病院で検査を受けたら橋本病でした。 それまでは「すべての家事を毎日完璧にこなさなければいけない」と思っていて、「それができないのは自分のせい。甘えているだけ」と自分を追い詰めていたのですが、病気で体調悪いのなら仕方ないですよね。 その時々の年齢や体調に合わせた家事のやりかたでいいのだと気づいてからは、気が向いた家事を、疲れないだけの量で行うようにしました。たとえば料理をつくりたい気分ならつくりおきを何品かつくっておいたり、あまりなにもしたくない日は棚をふいて終わりにしてしまう日もあります。
2:捨てると新しい出合いがある。ものへの執着を手放した
ものへの執着が薄くなったきっかけは、捨てると新しい出合いが舞い込むことに気がついたことでした。 たとえばマッサージ機の調子が悪くなったので処分したら、タイミングよく知り合いから譲ってもらえることになったり、古いルンバを手放したら、私が欲しかった機能を備えた新しいルンバを見つけることができたり、ものを手放すことで新たな出合いが生まれることが多いということに、あるとき気がついたんです。 一度手放しても、もしそれがまた必要になったらそのときにまた買えばいいだけのことですし、そもそもものを手放すことでいい方向に変化していくことが多いので、“手放すこと”に対してそこまでの執着はなくなりました。
3:毎日の買い出しする習慣を手放した
これまでは毎日買い物に行っていたのですが、コロナ禍真っ只中の頃に3日に1回にしてから、まとめ買いのラクさを実感しました。体力的にも変化を感じる年齢に差しかかっていたこともあり、以前のように毎日買い出しに行くスタンスには戻さず、このペースを継続することにしました。 自分の体調を優先に考えたとき、なるべく少ない労力で家事をまわせるのが今の私にとってのベストなやり方だと思っています。 買い物に行くとレジ横のお菓子などつい余計なものまで買ってしまうのですが、買い物に行く頻度を減らしたことで節約にもつながっています。 また、週に1度はコインランドリーで洗濯するようにしていて、その間の時間を利用して買い物をするようにしています。洗濯物を持って帰らないといけないので、余計なものは買わなくなるし、時間も有効活用できていいことばかりです。