八角理事長、師匠を悼む 生前の約束も明かす
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は大相撲九州場所12日目の21日、現役時代の師匠だった北の富士勝昭さんの訃報を受け「入退院を10度くらい繰り返していた。最期は大変だったと思う」と悼んだ。3日目の12日に北の富士さんが亡くなった後、理事長は普段通りに職務に当たり「まだ会えていない」と寂しげに語った。 幕内優勝10度を遂げ、師匠として千代の富士と北勝海を横綱に育てた。まな弟子は「あまり怒られることはなく、褒めていい方向に導いてくれた」と感謝した。 NHKの大相撲中継で解説者を長く務めた北の富士さんから「NHKで発表してから話してほしい」と生前に頼まれていたという。