エレガント、ラグジュアリー、卓越した動力性能を得た「メルセデス CLE カブリオ」に初試乗!オープントップのCLEを讃える理由とは?
まずは4種類のエンジンから選べる。ディーゼルエンジン1種類とガソリンエンジン3種類で、すべてスタータージェネレーター内蔵のマイルドハイブリッドとして装備されている。これにより最大出力が23馬力向上し、レスポンスもさらに向上している。9速オートマチックトランスミッションが搭載され、後にプラグインハイブリッドも登場する。 「CLE 220 d」に搭載される2.0リッターディーゼルは197馬力、2.0リッターガソリンエンジンは204馬力(CLE 200、4MATICも)と258馬力(CLE 300 4MATIC)の2種類が用意されている。そしてメルセデスは、「CLE 450 4MATIC」に素晴らしい3.0リッター直列6気筒エンジンを搭載した。 最高出力381馬力を発揮するこのエンジンは、まさに夢のエンジンだ。絹のように滑らかで、安定した回転数、十分なパワー、そしてスモーキーなサウンドは耳にも優しい。メルセデスは、ゼロから100までのスプリントは4.7秒、最高速度は250km/hを約束している。
CLEカブリオは典型的なメルセデスである
メルセデスは、このクルマの性格に合うようにチューニングを施している。「CLEカブリオ」は路面にしっかりと腰を下ろし、ボディは驚くほどねじれ剛性が高く、クーペに比べて130kgの重量増は十分にその代償を得ている。 「CLE カブリオ」はしっかりとしたサスペンションを持ち、メルセデスらしい長い起伏を穏やかに受け止め、横の継ぎ目などを素早くドライにとらえる。そしてメルセデスの常として、ダイレクトで調和のとれた反応の良いステアリングは、アンサンブルに完璧にフィットする。すべてが、楽しい。
価格は「CLE 200」が66,402ユーロ(約1,095万円)から、今回試乗したCLE 450 4MATICは88,358ユーロ(約1,458万円)から。高額だが、ひとつまみの至福は含まれている。
結論
この「CLEカブリオ」は運転するのが楽しい。オープントップのクルマは通常、強烈なドライビングエクスペリエンスを提供するが、ベンツはそれを見事に実現している。エレガントでラグジュアリー、優れた走行特性、そして優れた直6エンジンによる一流の動力性能。精巧なルーフとリアに確保された適度なスペースにより、コンバーチブルはオールシーズン、実用性も兼ね備えている。現在、コンバーチブルは市場に数台しか残っていない。我々はオープントップの「CLE」のようなクルマをもっと讃えるべきなのだ。
Dirk Branke