菅野智之の傑出したコントロールに注目「ピッチング=制球力ならば、世界一の投手だ」複数の米メディアが激賞
巨人から海外FA権を取得した菅野智之投手(35)は、オリオールズと年俸1300万ドル(約20億2000万円)の1年契約に合意。複数の米メディアは、その傑出した制球力に着眼した。 ◆ようこそ菅野智之…オリオールズ公式が歓迎ポスト【写真】 大リーグの公式データサイトでもある米ファングラフスは18日(日本時間19日)、菅野を「今季608人の打者と対戦し、16四球で与四球率は2・6%。これはジョージ・カービーがジェラシーを覚えるほどだ」と表現。マリナーズのカービーは大リーグでも屈指の制球を誇る先発右腕で、メジャー2年目だった昨季の与四球率(9イニング相当)0・9、今季1・1は、ともにリーグトップだった。 同サイトは、さらに「菅野のスカウティングリポートを読むのは『コントロール・マニア』の野球狂にとって最高のごちそうを食べるようなもの。もし、ピッチングとは小さい的を射抜くコントロールだとすれば、菅野は世界一の投手かもしれない」と激賞した。 米放送局CBSスポーツも、菅野を「技巧派という点で最高レベル。『技巧派のベテラン』という称号がぴったり当てはまる」と評価した。 また、米ユーチューブチャンネルのライアン・リプケン・ショーは「日本の球史で最も輝かしい実績を上げた投手の一人であることは間違いない。オリオールズに成績をつけるとすれば、今回は決して『B』ではなく『A』をあげるべき補強だった。菅野のきらびやかなプロフィルでも最高なのは、四球を与えないこと。今季150イニング超を投げて16四球はしびれるほど素晴らしい数字だ」と、同じくピンポイント制球を称賛した。
中日スポーツ