スタンダードチャータード、M&A世界責任者が退社へ-事業再編で
(ブルームバーグ): 英銀スタンダードチャータードの合併・買収(M&A)アドバイザリー部門のグローバル責任者、トム・ウィレット氏が10年余り勤務した同行を去る。
スタンダードチャータードは9月、投資銀行チームを再編し、ヘンリック・ラバー氏の下にグローバルクレジットマーケット事業とM&Aアドバイザリーチームを統合。社内文書によると、新設されたグローバルバンキング部門の組織改革後に、ラバー氏がM&Aアドバイザリー部門の責任者に就任する。同行の広報担当者が文書の内容を確認した。
ウィレット氏は2012年に欧州のM&A責任者として同行に入行。シンガポールとロンドンでの勤務を経て、14年にグローバルM&A責任者に指名された。RBSなどさまざまな金融サービス企業での勤務経験も持つ。
スタンダードチャータードはロンドンやシンガポールなど複数の拠点で20のポストを削減し、業界カバレッジを専門とするバンカーを吸収してM&Aチームを再編すると、ブルームバーグ・ニュースが8月に報じていた。
原題:StanChart Senior Investment Banker Willett Exits After Revamp(抜粋)
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Joyce Koh, Denise Wee