2人で2千円使うのも難しい? 満足度が高いのは…くら寿司×サイゼリヤ×ガスト「せんべろ選手権」
これで2030円。拝みたくなるほどの神コスパ
・白ワイン(デカンタ)200円 ・若鶏のディアボラ風500円 ・バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ400円 ・エビとタラコのクリームグラタン430円 ・柔らか青豆の温サラダ200円 ・フォッカチオ150円×2 しめて2030円(1人あたり1015円)。やっすぅ。しかも一気に料理が出てくることはなく、前菜的なものから順に運ばれてきました。忙しいのに、そんな配慮まで…頭が下がります。 手前は一番高い(それでも500円)若鶏のディアボラ風。ニンニクがしこたま利いていて、ハッシュドポテトも付いて食べ応え十分です。ライス欲しい。 ミラノ風ドリア300円ではなくちょっと奮発してエビとタラコのクリームグラタンにしてみました。エビがゴロゴロ入っていて、手作り感のあるホワイトソースが本格洋食の味。タラコも濃厚で、白ワインに超絶合います。 ピザも生地がカリッとクリスピーで焼きたてが運ばれます。イタリアから輸入している水牛の「バッファローモッツァレラ」だけあって、チーズがミルキーで風味が良い。 私が好きなフォッカチオ(丸いパン)は、色々遊べるアイテムなので1人1個注文しました。サイゼには最強の「無料コーナー」があるので、相当な味変ができると期待したんですが…。 ◆しばらく来ないうちに無料コーナーが縮小されているではないか! 前は粉チーズと唐辛子フレークも使い放題だったのに…。聞いたら「粉チーズは別料金100円での提供になりました」とのこと。物価高の余波がここにも。まあこれだけ安ければ仕方ないですねえ。 サイゼ自慢のEVオリーブオイルは健在なので、フォッカチオを浸してカロリーアップを図ります。 他にも、グラタンをのっけたり、チキンのソースにつけたり。サイゼリヤという場所は、フォッカチオの使い方をどれだけ知っているかどうかがお得感を左右するのだと思います。 さて。3軒で飲み比べてみて勝手に点数を付けると、以下の通りになりました。 ■1位 サイゼリヤ 安さ…90点 味…90点 お酒のコスパ…100点 ホスピタリティ…75点 ■2位 くら寿司 安さ…60点 味…80点 お酒のコスパ…60点 ホスピタリティ…70点 ■3位 ガスト 安さ…65点 味…60点 お酒のコスパ…50点 ホスピタリティ…55点 あくまでも猫田基準です。それぞれのお店で得意不得意もありますし、用途によって評価も変わることは前置きしておきます(炎上しそうだし)。みんなそれぞれ、いいところがある。みんな違ってみんないいんです。 今回、一つだけ分かったこと…それは「サイゼリヤは2人で2000円使うのもけっこう難しい」という恐ろしい事実(笑)。すさまじき企業努力の賜物ですね。 本当にどうでもいい余談ですが、サイゼリヤは今まで私の地元の都市にはなかったんですが、とうとう1月オープンすることに。今から「サイゼリヤができたらあの道路が渋滞して困るべ!」と話題になっています。どんだけ田舎なのだ。 ※価格はすべて取材時(2024年12月上旬・大阪市内)、税込みの価格です。 取材・文・写真:猫田しげる
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