自宅と職場と外出時の全てで「防災グッズ」をそろえる場合、費用はいくらぐらいになるのでしょうか…?
今や、災害が身近な存在として捉えられている日本において、防災グッズは必要不可欠といえるでしょう。しかし、防災グッズを準備するにあたって懸念点になるのが費用面です。 そこで、本記事では状況に合わせた防災グッズを準備する場合において、費用面から解説します。
外出時用の防災グッズ
外出時の防災グッズを用意する場合、基本になるのは非常用の持ち出し袋です。自宅の玄関近くなどに置いておき、避難をする際に持ち運ぶことを前提にしています。いわば、緊急時に数日間生き延びるための備えです。 非常用の持ち出し袋に入れておいたほうがよい中身は、以下の通りです。 ●生活必需品(メガネやコンタクトなど) ●常備薬 ●雨具 ●ヘルメット ●ライト ●安全靴とグローブ ●ラジオ ●モバイルバッテリーと電池 ●防災マップやマニュアル ●応急手当用の道具 ●下着類などの着替え ●カイロ ●マスクやウェットティッシュなどの衛生用品 ●生理用品 ●携帯用トイレ ●レジャーシート ●防災用の食料品 ●現金(小銭や千円札など) 上記はあくまで基本的なものなので、自分や家族に合わせてカスタマイズするとよいでしょう。乳児や高齢者が家族にいる場合は、おむつなどさらに必要なものが増えるはずです。 非常用持ち出し袋の相場は1人あたり1万~1万5000円ほどですが、購入するメーカーによって大きく異なります。100円ショップの商品で代替できる場合も多く、メーカーにこだわらなければもっと安価に用意することも可能でしょう。 また、基本的な防災グッズがセットになっている商品もあります。個々に購入して集めるよりも手っ取り早く、場合によっては安価に準備できるのでおすすめです。 ただし、外出時にこれらの防災グッズを全て持ち歩くことは現実的ではありません。必要なものは上記のリストなどを参考に、携帯しやすいものをコンパクトにまとめて持ち歩くとよいでしょう。例えば、モバイルバッテリーや薬を含む衛生用品類などです。 必要なものを絞っていくと、非常用持ち出し袋の中身を丸々1つ分用意しなくてすむので、費用としては数千円程度におさまるでしょう。