京都タワー、構造変えず30年以降の改修工事目指す 京阪HD
関西私鉄大手の京阪ホールディングス(HD)は、JR京都駅前の「ニデック京都タワー」について、30年以降に土台の商業ビルの大規模改修に入る構想を明らかにした。京都タワーは、1964年の開業から28日で開業60周年を迎え、老朽化が課題となっていた。 朝日新聞の取材に同社が答えた。京都タワーは頂頭部の高さが地上131メートルで、京都市内で最も高い。その周りを囲むように地上9階、地下3階の高さ約31メートルの商業ビルが土台となっている。 同社によると、この基本構造は変えずに大規模改修する方針で計画を練っている。30年代半ばの開業を目指すとしている。投資額は数百億円規模を想定しているという。 同社は23年3月に公表した長期経営戦略で、京都タワーの再整備を検討項目に挙げていた。モーター大手のニデック(京都市)が命名権を得て今年4月から現在の名称に変更している。(森下友貴)
朝日新聞社