ユーロ圏投資家センチメント、1月は-17.7 1年超ぶり低水準
[フランクフルト 6日 ロイター] - 調査会社センティックスが6日発表した1月のユーロ圏投資家センチメント指数は、マイナス17.7と前月のマイナス17.5から低下し、2023年11月以来の低水準を記録した。 ただロイターがまとめたアナリスト予想のマイナス18.0は上回った。 センティックスは「ユーロ圏では経済のエンジンが長期的に停滞する恐れがある」と指摘。リセッション(景気後退)に陥ったドイツ経済は、ユーロ圏経済の足かせになっているとの見方を示した。 調査は2日から4日にかけて1121人の投資家を対象に行われた。1月の期待指数はマイナス5.0と、12月のマイナス5.8からわずかに改善した。 しかし、現況指数はマイナス29.5と、12月のマイナス28.5から低下し、22年10月以来の低水準となった。 調査ではドイツが景気後退に陥っており、すぐに抜け出す可能性は低いことが示された。