イタリア文化相、不倫問題で辞任 メローニ政権、閣僚初交代
【ローマ共同】イタリアのサンジュリアーノ文化相が6日、辞任した。不倫相手の女性を公的行事に伴ったなどと問題視され、野党が辞任を求めていた。2022年発足のメローニ政権で初の閣僚交代。後任には国立美術館の運営財団トップのジュリ氏が任命された。 女性は先月、文化省の「顧問」に任命されたと主張し、交流サイト(SNS)にサンジュリアーノ氏と行事に出席した際の写真などを次々に投稿。イタリアで今月開く先進7カ国(G7)文化相会合に関する内部文書を女性に見せていた疑いも浮上した。 地元メディアによると、サンジュリアーノ氏は不倫関係にあったことを認めたが、内部文書を見せたことは否定した。