MAZZEL、夏合宿より

SKY-HIが主宰するマネジメント／レーベル「BMSG」に所属する8人組ダンス＆ボーカルグループ「MAZZEL（マーゼル）」。2023年5月にデビューし、今年10月には神奈川と大阪でアリーナ公演を開催するなど順調に活動の幅を広げている彼らが、アリーナ公演に向けて、8月某日、伊豆にて3日間にわたって極秘合宿を実施していた。 【写真】合宿所の屋上でサッカーをするSKY-HIとMAZZEL QJ取材チームは、その合宿の1日目と2日目に密着。現地で収録したSKY-HIインタビューを交えながら、前編では1日目の様子をレポート！

積極的に“楽しむ”癖をつけるために

数々のダンス＆ボーカルグループが肩を並べ、お互いに切磋琢磨している現在の音楽シーン。現役アーティストのSKY-HIが率いるマネジメント／レーベル「BMSG」は、その中でひとつの潮流を生み出しているといっても過言ではないだろう。 そんなBMSGから第2のグループとして誕生したのが、MAZZELだ。8つの個性がかけ合わされた圧倒的なパフォーマンスは、独自の世界観を構築。デビューから1年で全8会場9公演のホールツアー『MAZZEL 1st One Man Tour 2024 “Join us in the PARADE”』を完遂し、ぴあアリーナMMと大阪城ホールにて開催された追加のアリーナ公演では4公演で約3万人のMUZE（MAZZELのファン）を集めて完走した。 なぜBMSGのグループは、こんなにもズバ抜けた躍進を続けているのか。ここでは、その理由をSKY-HIへのインタビューとMAZZELの合宿の様子を照らし合わせながら、紐解いていきたい。 伊豆での合宿は、10月のアリーナ公演を控えた8月に実施された。そもそもSKY-HIは、なぜこの時期に合宿を行おうと思ったのか。その理由を次のように明かした。 「何事も積極的に楽しくしていかないと楽しくならないし、逆にいえば積極的に“楽しもう”とすれば、どんどん楽しくなっていく。この合宿で、その癖をつけたいと思っています。あとは、積極的なコミュニケーションも大事だけど、一緒にいる時間の長さが関係を深くすると思っていて。BE:FIRSTのときは社員の数も多くなかったから、一緒に現場へ行ったりして、プロデューサーでありながら実質メンバーでもチーフマネージャーでもプロデューサーでもあるという距離感で接することができていましたが、今は社員70人、アーティスト23人、トレーニーが10人超え。なおかつ『No No Girls』も始まっているから、昔みたいにべったりと現場にくっつくのは現実的ではない。でも、合宿をして短期集中で時間を作ることならできるので、MAZZELの8人と密なコミュニケーションを図りたいと考えています」