【登里享平との初対戦が逆に古巣・J1川崎に与えたものとは。復活を期す中で(1)】登里の変わったものと変わっていなかったもの……試合中に考えていたチームのための行動
「ワクワクしていた」とは、本当に思っていることでもあり、一方で、その緊張感を隠すためでもあったのかもしれない。 ■【画像】古巣との初対戦……登里享平の、小林悠、家長昭博、脇坂泰斗との「違うユニフォームを着用しての初マッチ場面」!■ 今季からセレッソ大阪の一員としてプレーする登里享平にとっての、川崎フロンターレを離れての初めての古巣戦。ヨドコウ桜スタジアムでの試合は、これが今季4試合目でしかない。勝手知ったる、とは言い難いホームスタジアムで、15年間所属したチームと対戦するのだ。 しかも、バスでスタジアムに入る際には青黒のユニフォームを着たサポーターの姿が目に入ったという。その中には、当然、登里自身が知っている人もいる。麻生グラウンドで話した人、等々力で応援してくれた人、商店街巡りで触れ合った人――。「ちょっと、感慨深かった」とだけ感想を話したのは、それ以上話せば目からあらぬものが落ちてくる可能性があったからではないか。 そんな登里の気持ちを切り替えさせたのは、ウォーミングアップの時に聞こえたコミカルなリズムだった。 「さあ行こうぜ登里~ ララララララララララララ さあ行こうぜ登里~ 勝利を呼び込めノ・ボ・リ」 P丸様。のメロディを原曲としたこのチャントが、今の彼の背中を押す。聞きなれたであろう50TAを忘れるわけはないが、桜色に染まったスタジアムの大音量は、向かうべき方向を明確にしてくれた。 「セレッソのサポーターが自分のために応援歌を歌ってくれたので、しっかりと挑むことができました」 その言葉は力強かった。
■ボール運びの潤滑油に
登里享平の試合開始時のスタートポジションは左SB。川崎フロンターレと変わりはない。しかし、チームがボールを保持すると、そのポジションは中央に移る。ボランチとしての振る舞いを見せ、ビルドアップを潤滑にするのだ。 川崎の選手も試合後にその影響力を口にした。たとえば小林悠は、「ノボリの立ち位置によって、マークしきれない場面が多々ありましたし、彼があそこにいることで相手のビルドアップがすごい循環ができていたので、もうちょっと彼を消しながらプレーしたいとミーティングでは話してたんですけど、最後まで捕まえきれないまま時間がどんどん過ぎていってしまったなっていう感じもありますし、やっぱり厄介な選手だった」と話している。 ここまで好調なC大阪はその結果のままにボールを運び、1-0で川崎を破った。本来、ボールを保持したサッカーをしたいのは川崎だったが、それをピッチで体現したのは登里をボランチに据えたチームだった。 「自分が新しいチャレンジをして、また新しい刺激や成長を」と話す登里は、33歳にして新たな境地を開こうとし、それを古巣相手にも示せた。そして、「もっともっとやりたかった」とも話した。
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