「安っぽい、美味しくない」からの脱却…【かっぱ寿司】今夏、ウニ・イクラ110円にかける“思い”とは
超有名店・つけめん「とみ田」監修メニューも
回転寿司チェーン「かっぱ寿司」が2024年6月、「ウニ＆イクラ祭り」「『とみ田』監修つけめん」「パティシエ監修チーズスイーツ」といった期間限定フェア・メニューを次々にスタートさせます。幅広いメニューを展開し、さらなる客の取り込みを狙います。 【かっぱ寿司】思わずゴクリ…。うに＆いくら、有名つけ麺メニューを見る（画像10枚） ※ ※ ※ 高級ネタの代名詞、ウニとイクラと使ったメニューは1貫110円（税込み、以下同）から。 また各店内で切りつけ（ネタのカット）する活〆真鯛にウニと大葉をのせた寿司、生銀鮭にイクラと大葉をのせた寿司はそれぞれ1貫198円、ネタたっぷりのウニイクラ軍艦は2貫374円と、破格での提供です。 同チェーンにとって第30弾となる本格ラーメンシリーズは、全国屈指の有名店「中華蕎麦 とみ田」監修の「濃厚豚骨魚介つけめん」（649円）と「豚骨魚介らぁめん」（539円）。 ドロッとした濃厚なつけダレは、カツオ節など魚介の芳醇な香りが特徴。キレのあるしょうゆやオイスターソースなどを加えた、酸味と甘みのバランスが絶妙な一品です。全粒粉入りのつけ麺は、歯ごたえと粘り感がとみ田ならでは。ブタのチャーシュー、太いメンマと併せて、とみ田の味をかっぱ寿司で楽しめる仕上がりです。 さらに、フランス菓子の名店「パティシエ・シマ」監修のチーズスイーツ「クレーム・アンジュ」「クレーム・アンジュ・バニラパフェ」も登場。濃厚なレアチーズムースと甘酸っぱいラズベリーソースがマッチして、しっかりした食べ応えと爽やかな後味を楽しめます。 手頃な価格で食べられる高級食材から、超人気つけ麺、本格スイーツまで。多彩なメニュー展開からは、老若男女あらゆる属性の利用客を取り込もうとするカッパ・クリエイト社の意気込みが垣間見えます。
「おいしくなった」イメージ拡大・定着へ
かっぱ寿司は2022～2024年度の3か年で、“安っぽい、おいしくない”といったマイナスイメージの払しょく、「おいしくなった」というイメージ拡大や定着、「おいしさと価格の満足度No.1」確率を目指す中期的計画を掲げて施策を展開してきました。 同社広報宣伝部の担当者によると、この3年間で「肌感的には家族連れや、年金支給日などにはご年配の方、ランチメニューを展開している店舗ではサクッと食べたい方（ビジネスマン）」などが客層として増えているとのこと。 “おいしくなった かっぱ寿司”を食べてみたいと思う消費者のニーズに応えるため、今後も新規出店などに注力する構えで、アニメなどの人気作品とのコラボも引き続き検討していくといいます。 ※ ※ ※ 6月14日（金）に開かれたメディア向け試食会では、大ぶりの真鯛やサーモンにのったウニやイクラのぜいたくさに、思わず「これ本当にお店で出すネタと同じ大きさですか？」と質問してしまったほど。脂がのり身の締まったネタは文句なしのおいしさでした。 「かっぱのうに＆いくら祭り」は2024年6月20日（木）～7月3日（水）。 とみ田監修「濃厚豚骨魚介つけめん」と「豚骨魚介らぁめん」は6月13日（木）～9月18日（水）。 パティシエ・シマ監修「クレーム・アンジュ」などのチーズスイーツは6月20日（木）～9月4日（水）。 かっぱ寿司の“快進撃”が回転寿司業界をますます面白くするものと期待が高まります。
LASISA編集部
