尹大統領 非常戒厳宣言を正当化=「統治行為」
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は12日、国民向け談話を発表し、3日夜の「非常戒厳」宣言を正当化した。尹大統領は「国を救う非常措置を国を台無しにしようとする内乱行為とみるのはわが国の憲法と法体系を深刻な危険に陥れることだ」と強調した。 尹大統領は「国政まひの亡国的非常状況の中で国を守るために、国政を正常化するために、大統領の法的権限で行使した非常戒厳措置は大統領の高度な政治的判断であり、国会の解除要求で統制できる」と指摘。「これは司法府の判例と憲法学界の多数の意見であることを多くの方々が知っている。私は国会の解除要求をすぐに受け入れた」と述べた。 その上で、巨大野党の議会独裁に対抗して韓国の自由民主主義と憲政秩序を守るためには非常戒厳宣言しかないと判断して下した大統領の憲法的決断かつ統治行為が「どうすれば内乱になるのか」と反問した。 また「大統領の非常戒厳宣布権の行使は赦免権行使、外交権行使のような司法審査の対象にならない統治行為だ」と述べた。
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