中高年ネット民がいきなりドハマリした「mixi2」…広告ゼロで”平和すぎる”SNSの「意外な弱点」
2024年12月16日にサービスを開始したSNS「mixi2」。従来のmixiとは異なり、見た目は「X」のような短文テキスト投稿を主体としたサービスだ。株式会社MIXIによれば昨年時点で登録者数は120万人を突破、中高年層からの熱い支持を受けているSNSと言っていいだろう。もっとも、サービス開始1か月を目前にして、いくつか課題も浮かびが上がってきた。近年では珍しい「平和なSNS」の死角とはーー。 【写真】LINEの「おばさん構文」「おじさん構文」の違い。若者はどちらにも違和感
突然のサービス開始も、すぐに「mixi同窓会」状態
昨年、突如として現れた新SNS「mixi2」。その衝撃を、ある経済誌の記者はこう振り返る。 「じつは、mixi2のサービスが開始したのをすぐには気づいてなかったんです。だから驚きましたね。Facebookで突然、友人・知人が投稿したmixi2の招待状のリンクが次々表示されるようになって」 このように、mixi2は従来のmixi同様、招待制をとっている。ただ、他のSNSで検索すれば、招待状のリンクは簡単に見つかり、登録までのハードルはそれほど高くない。 「40代以上の人が、Facebookからmixi2へと一気に『民族大移動』した印象があります。あまのじゃくな私は、けっきょく登録しませんでしたが……」(同前) 一方、サービス開始直後に登録したのが、ITジャーナリストの高橋暁子さん。 「MIXI運営者に近い方がサービス開始をSNSに投稿されていたので、ぜひ招待してくださいと声をかけました。話題になりそうなSNSだったので、まずはこの手で使ってみたいと思って。 その後、自分でも招待できるようになったので、面識がある方とつながっているFacebookに招待状のリンクを投稿したら、すごく反応が良かったんです。もうFacebookを使っていないのかなと思っていた人たちもこぞって参加してくれて」 高橋さんはその状況を「すっかりmixi同窓会状態。みんな、元気だったのね。嬉しい!」と投稿している。 彼女のように、以前mixiでつながっていた「マイミク」さんとの縁が復活したというユーザーも少なくないのだろう。