大阪市・松井市長が定例会見10月28日(全文1)御堂筋パレード、密は避けられない
御堂筋パレードは行うのか
大阪日日新聞:大阪日日新聞の藤木です。よろしくお願いします。まず幹事社から冒頭、質問させていただきます。まず大阪城天守閣復興90周年を祝う集客イベントについてなんですけれども、企画の趣旨の1つに、市民の外出や移動の誘引とするということで、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた観光産業の復興を目指すということがありますが、具体的にどのような効果を期待されているのか、あらためてお考えを聞かせてください。 松井:新型コロナウイルス感染症の影響で大阪の経済、中でも観光産業というのは非常に厳しい状況にあります。こうした中、10月より緊急事態宣言が解除されました。コロナ禍以前のような生活や経済活動が望まれるところですが、一方で感染の再拡大も非常に懸念されます。今回、実施するイベントはご家族など少人数のグループで市内や近隣の町を歩き、楽しんでいただこうというもので、ウィズコロナの時代に対応した新しい生活様式に基づくレジャーの楽しみ方の浸透、これを図り、大阪、経済・観光産業の復興につなげていきたいと考えています。 大阪日日新聞:ありがとうございます。もう1つ、オリックス・バファローズ、リーグ優勝の件なんですけれども、リーグ優勝、四半世紀ぶりということで、球団が大阪市に拠点を移してからは初めての優勝ということになります。あらためてこの偉業に対する受け止めと、今回のリーグ優勝が市民にとってどのような影響をもたらすかについて、期待を含めてお考えをお願いします。また松井市長は常々、優勝パレードを念頭にして、御堂筋を空けて待っているというようなことを球団関係者ともお話しされてこられましたけれども、球団側とこの件に関してどのような打ち合わせをされているのか、公表できる範囲でお教えいただけると助かります。
本当にやりたいんだけど
松井:まず本当、25年ぶりなんでね。もう本当に待ちに待ったというリーグ優勝と。本当におめでたいというか、おめでとう。球団関係者、選手、全ての人たちに感謝を申し上げたい、こう思います。また、このコロナ禍で非常に閉塞感がある中で、本当に明るい話題で市民の皆さんに大きな力を与えてくれたと思います。この優勝をきっかけに、またウィズコロナの時代、大阪を盛り上げていきたい、いければと、こう考えています。 パレードについては球団の皆さんといろいろ協議していましたけど、やっぱりオリックスという企業の社会的責務というものがありまして、今、このコロナで、今は落ち着いていますけれども、これが年末年始、昨年も第4波というものが非常に市民を苦しめたというところがございまして、今、オリックスの皆さんと、市としてはもうなんとか、僕が知事就任以来10年間、ホーム開幕戦では始球式をやらせていただいて、そのあいさつで絶えず、秋に御堂筋を空けて待っとくということをずっと言ってきたんで、本当にやりたいんだけど、やっぱりせっかくの優勝の、この優勝ムードに、それをやったことで、水を差す。そういうことにもつながりかねんというオリックス側さんのご心配というのは非常によく分かるし、企業の責務というものもわれわれは理解しますんで、なんらかの形で。 これ25年ぶりだから、本当、御堂筋、今まで一番集まったの、50万人ぐらい集まってますから、F1走らせたときも。それから「ランウェイ」やったときもね。コブクロさんに歌ってもらうとか、ダウンタウンさんが来てもらうとかいうと、すごい数になるんでね。やっぱり密を避けるって、これ、無理なんでね。25年ぶりだから、大阪に、ホームタウンとして初めてだしね。だからやっぱり、それは100万人ぐらい、もちろん大阪以外からも、もともとのホームタウンだった神戸の人たちも、みんな待ちに待ってたわけだから、それはちょっと、やっぱりコロナの、今のウィズコロナの状況じゃ厳しいかなと思ってます。 今、オリックスさんとなんらかの形で、やっぱりこれは盛り上げるイベントを一緒にやりたいという思いで、さまざまな検討をしています。 大阪日日新聞:ありがとうございます、幹事社からは以上です。 司会:次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。それでは終了いたします。ありがとうございました。 大阪日日新聞:それでは2部に移ります。公務、政務区別なく質問を受け付けますので、各社さん、質問のある方は挙手をお願いします。朝日放送さん。