ソニー・ホンダEV「AFEELA」、Dolby Atmos対応。車内エンタメにAmazon MusicやSpotify
ソニー・ホンダモビリティは1月6日、同社の電気自動車「AFEELA」の車載オーディオシステムがDolby Atmosに対応すること、社内エンタテインメントサービスとしてAmazon Music、Audible、Spotifyを導入することを発表した。 【画像】ソニー・ホンダモビリティが販売する最初のモデル「AFEELA 1 Signature」 同社はドルビー・ラボラトリーズと協業して車載オーディオにDolby Atmosを導入。「車内でのDolby Atmosによるエンタテインメントは、比類のない明瞭さと深みでディテールを浮き彫りにし、通常のリスニング体験を超えた感動をAFEELAのお客様にもたらす」としている。AFEELAは、ソニーの立体音響技術である360 Spatial Sound Technologiesにも対応している。 車内エンタテインメントサービスとして導入されるAmazon Music、Audible、Spotifyは、車内システムから直接アクセス可能で、配信されている豊富なコンテンツラインナップを楽しめる。 また車内オーディオに組み込む走行中の効果音「e-Motor Sound」を、ゲーム「グランツーリスモ」シリーズを手掛けるポリフォニー・デジタルと協業して開発することも発表した。 ソニー・ホンダモビリティは、「AFEELAを通じてモビリティにおける新しい感動体験を実現するためには、加速・減速やコーナリング時に、ドライバーがクルマとの一体感を高められるe-Motor Soundが聴覚的に重要な要素の一つだと考えている」とし、ポリフォニー・デジタルがグランツーリスモシリーズで培ってきたサウンド開発のノウハウや技術を融合させ、これからのモビリティにふさわしいサウンドを開発するとしている。 そのほか1月7日にCES 2025内で行なったプレスカンファレンスでは、米国最大級の車両板金修理店舗網を展開するCrash Championsと提携し、同社店舗でAFEELAの修理・メンテナンスをワンストップで提供すること、来場者がブランドを体験できる新拠点「AFEELA Studio & Delivery Hub」を2025年後半にカリフォルニア州のトーランス市、フリーモント市にオープンすることも発表した。 AFEELA Studio & Delivery Hubでは、AFEELAに採用されている先進技術やイノベーションを実車を通じて体験できる予定。ブランド最初のEV「AFEELA 1」の実車が展示され、専門知識を持つスタッフが来場者を迎える。同拠点ではAFEELA 1の試乗も可能で、正式発売後は納車の機能も備えるという。
AV Watch,酒井隆文