「私、死ぬかも…」“不慮の大トラブル”続きの臼井麗香が神社で『お祓い』
<樋口久子 三菱電機レディス 2日目◇26日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72> バナナを食べる安田祐香【写真】 3月の「アクサレディス宮崎」でツアー初優勝を挙げた“レイチェル”こと臼井麗香。一躍ときの人となった彼女だが、9月の国内メジャー「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」以降、6試合連続の予選落ち。流れの悪いゴルフが続いていた。それでも、この2日間は「70」、「67」を並べてトータル7アンダー・9位タイ。7試合ぶりに予選を通過した。 ゴルフの調子はもちろんのこと、ここでは詳しく記すことはできないが、私生活で1週間に“不慮の大トラブル”が4回連続したという臼井。「私、死ぬかも…」と、神社に“お祓い”に行ったという。「なんか白いものをかぶせられて、唱えられて、お祓い棒を振ってもらいました」。21日(月)に厄払い以来となる人生2度目のお祓い。祈祷料5000円を払ってでも、神にすがる思いだった。 「ちょっといろいろ降りかかりすぎて、なにかに取り憑かれていたのかも…」。お祓いの効果もあってか、トラブルについては今週、めっきりなくなった。 今季にツアー初優勝を果たしたが、メルセデス・ランキングは現在48位。翌年は優勝によるシードが与えられるが、優勝したシーズンにシード圏内である同ランキング50位以内(以前は賞金ランキング50位以内)を逃すことになれば、昨季同ランキング53位だった小滝水音以来の珍事となる。 しかし、臼井は「そこはあんまり意識をしていなくて。ランキングは他の人の成績も関係あるから。私は、いつも優勝を目指して人生を後悔ないようにやりたい。予選を通りたいとか、そういう視点でゴルフやっていても楽しくないから」と、泰然自若の様子。“神”の力も借りて、自分の理想のゴルフを突き詰めていく。(文・神吉孝昌)