「お天気=女性」「スポーツ実況=男性」アナウンサーの男女ステレオタイプをどう乗り越える?“お天気おにいさん”直川アナにきいた
■福島県でも“やっと”パートナーシップ制度導入──ふくしまレインボーマーチで「次のステップ」へ
白川プロデューサー 「福島県でも9月からパートナーシップ制度が導入されましたね。直川さんも性的マイノリティー当事者の方を取材したことがあるんですよね」 直川アナ 「4年くらい前ですかね。パートナーシップ制度が福島県にはなく、自治体単位でもなかったんですね。『なので私はパートナーと一緒に隣県に引っ越しを考えています』という方がいらっしゃって、今回制度ができてよかったなと思った半面、『やっとかよ』ともちょっと思ってしまいました」 白川プロデューサー 「ちょうどこの回が配信される週の土曜日、10月5日がふくしまレインボーマーチが開催される週末ということで」 直川アナ 「東京で言うと『東京レインボープライド』の福島バージョンです。セクシャルマイノリティーの運動が東京から大きな都市に、そして地方へと裾野を広げているのを実感しています」 白川プロデューサー 「大都市にだけあるのではなくて、その人たちが普段暮らしている空間にパレードとかイベントがあることってすごく大事です。東京では楽しく弾けていたけど地元に戻ってきたら周りの誰も理解がなくて『LGBTQ?何それ』という状態だと、結局その方の人生ってなかなかうまく前に進まないと思います」 直川アナ 「東京レインボープライドは(警察への届け出上は)デモのはずなのに、見た人も笑顔になったり、レインボーフラッグを振ってくれたりと、みんなで認め合っている雰囲気があって。次は地方にもこういう風潮がきたらいいなと。それが次のステップなのかなと思います」 白川プロデューサー 「実は歩く人たちだけじゃなくて、沿道で応援する人たちが結構大事です。なので、もしふくしまレインボーマーチで『歩くのはまだ勇気が出ない』とか『もしかしたら途中で帰らなきゃいけないかも』という人は、沿道で手を振るだけでも歩いている側にはとってもパワーになるので、そういう参加の仕方もいいかもしれませんね」
■Talk Gender~もっと話そう、ジェンダーのこと~
日テレ報道局ジェンダー班のメンバーが、ジェンダーに関するニュースを起点に記者やゲストとあれこれ話すPodcastプログラム。MCは、報道一筋35年以上、子育てや健康を専門とする庭野めぐみ解説委員と、カルチャーニュースやnews zeroを担当し、ゲイを公表して働く白川大介プロデューサー。 “話す”はインクルーシブな未来のきっかけ。あなたも輪に入りませんか? 番組ハッシュタグ:#talkgender