【新日本】高橋ヒロム 師弟対決を前に雑音遮断「内藤哲也を裏切ることもなければ…」
新日本プロレス4日の東京ドーム大会で内藤哲也(42)とのスペシャルシングルマッチに臨む高橋ヒロム(35)が「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」からの離脱を否定した。 練習生時代の師匠である内藤との初シングルマッチ。ヒロムはこの試合を自身の望むタイミングで行うためにLIJに加入しただけに、実現後の去就を懸念する声も一部であった。 この日の会見に出席したヒロムは「実は去年の今ぐらいかな、自分の立ち位置とかで悩んでた時期があったんですよ。そんな時にある方から『高橋ヒロムはプロレス界でひとつ事件を起こしたらもう1個上に行けるよ』って言われたんですよ。その時に一番最初に出てきたのが、内藤哲也を裏切ることだったんです」と回想。「でも、できなかったんですよ。なんでかって言うと、そんな簡単にできる衝撃を与えても仕方がないのかなと思ったんです」と当時の葛藤を明かした。 あえて〝裏切り〟という単語を自ら持ち出したのは、大一番を前に雑音をシャットアウトするためだ。「だから今から、すごくつまらないことを言います。明日の試合後、内藤哲也を裏切ることもなければ、LIJを辞めることも絶対にありません。明日はシンプルに高橋ヒロムと内藤哲也、どっちが強いのかを見てください。そして楽しんでください。明日は内藤哲也をぶっ潰します」と、力強く宣言した。 一方の内藤も、2020年3月の大田区大会で一度決定しながらコロナ禍の影響で中止になった師弟対決には特別な思いがある。「勝って、彼を思い切り悔しがらせたい。それが今以上の高橋ヒロムになるキッカケになると思うのでね。明日は師匠の意地を見せつけてやるぜ、カブロン!」と自信をのぞかせていた。
東スポWEB