安倍首相 伊勢神宮参拝後の年頭会見(全文2完)「桜を見る会」への批判は承知している
三重県伊勢市の伊勢神宮を訪れている安倍晋三首相は6日午後、伊勢市内で年頭記者会見を行った。 【動画】安倍首相「大きな改革を進める」 伊勢神宮参拝後の年頭会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「安倍首相「大きな改革を進める」 伊勢神宮参拝後の年頭会見(2020年1月6日)」の会見開始時間に対応しております。 ◇ ◇
地方に五輪の経済効果をどう波及させるのか
朝日新聞:三重県政記者クラブ、朝日新聞の【ミウラ 00:17:17】と申します。この夏、東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、三重県を含め競技の開催されない地方に対して、その経済効果をいかに波及させていきたいとお考えでしょうか。また、五輪を契機に、さらなるインバウンドの増加が見込まれますが、各地でIR誘致なども検討されていますが、その後のインバウンド拡大についてのお考えを伺いたいと思います。 安倍:冒頭も申し上げましたが、まさに決戦の地である、2013年、ブエノスアイレスでロゲ会長の東京という発表を聞いてから準備に全力を尽くしてまいりましたが、もうあと残り、オリンピック・パラリンピック開催まで6カ月ちょっととなりました。今度の東京大会を全国の皆さまの温かい思いが詰まったものにすることで、日本全体が大きなエネルギーを発するような大会にしたいと考えています。 そのための鍵となるのがホストタウンだと思います。三重県でも伊勢市はラオス、志摩市はスペインですか、ホストタウンになっていただいてると思います。ラグビーワールドカップにおけるキャンプ地と、そこの地方自治体の皆さんとチームが一体となって、あの大会を盛り上げてくれましたね。そうした、この全国にあるホストタウンの皆さんがそれぞれの役割を果たしていただき、それぞれの地域で交流の輪を広げ、オリンピックを全国的な盛り上がりにつなげていきたいと思ってます。
各地の観光資源を世界中に発信
また、観光地方創生の起爆剤であります。政権交代前の4倍近く、3000万人を超える外国人が訪れ、4兆5000億円を消費する一大産業が新たに地方に誕生したと言ってもいいんだろうと思います。この機会を捉えて、各地の観光資源を世界中に、強力かつ戦略的に発信する特別なプロモーションを1年間にわたって展開する考えであります。今、海外から来られる観光客の皆さんは、そこにしかない光景や、そこでしかできない体験というのを求めてるんだろうと思います。例えば三重県の海女ツアーとか忍者体験などが、地方が持つ豊富な観光資源となると思います。そうした全国にまだまだ眠っている素晴らしい観光資源をしっかりと海外にPRをしていきたいと思っています。 同時に、多言語表示やWi-Fi整備など、受け入れ環境の整備、そして地域の観光コンテンツの磨き上げ等をさらに進めることで、2020年の4000万人、そして2030年の6000万人という目標達成につなげていきたいと考えています。 司会:それでは再び内閣記者会の記者の方、ご質問をお受けいたします。ご質問をご希望の方、挙手をお願いいたします。はい、どうぞ。