「新環境でのビクビク」怯える人が使える簡単テク 自己肯定感をアップするための毎日の習慣
叩いても、くしゃくしゃに丸めても、踏みつぶしても、破いても、1万円の価値は変わりません。 叩かれても、ぐしゃぐしゃにされても、踏みつぶされても、ビリビリにこころを破られても、人の価値だって変わらないのです。 このことを伝えたくて、私はいつもこのパフォーマンスをします。 講演後のアンケートには「誰かに何かをされても、自分の価値は下がらないということがわかった」「1万円札の話が一番こころに残った」という感想をもらえます。
ときどき、「人間を殴っても蹴っても価値は変わらないから、何をしてもいいってことだ」と、こちらの意図とは違う受け止め方をする子がいるのも事実ですが、そう受け止めること自体が「認知のゆがみ」であり、その子からのSOSであると考えています。 ■人のモノサシで自分の価値を判断する無意味さに気づく 人は、悪口を言われたら価値が下がるのでしょうか? そうではありません。悪口というのは、誰かが勝手に自身の主観で言うことです。
猫を見て「かわいい」と言う人もいれば、「汚い」と言う人もいるように、人は自分のモノサシで勝手にいろいろなものを測り、好き勝手に言っているだけなのです。 悪口を言われてこころが折れてしまう人は、その多くが自分で自分を「価値がない」と思い込んでいるので、常にその思い込みが正しいかどうかの答えを探しています。 だから悪口を言われると「やっぱりそうだ! 自分で価値がないと思っていたけど、他人から見ても価値がないんだ」と、正解を見つけたような気持ちになり、その悪口にどんどん捉われてしまうのです。
自分で自分の価値を下げているならば、自分で自分の価値を上げることもできるはず。 「そんな……。私には価値なんてありません」 と、みなさんおっしゃいますが、次のことを毎日するだけで、必ず自己肯定感を上げることができます。 ■毎日鏡に向かって笑顔を作る 毎日、顔を洗ったり化粧をしたりして使う鏡ですが、自分の素の表情を見ているだけではもったいない。鏡を有効活用して、毎日笑顔を作ってみましょう。 脳は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいと認識するようにできています。