「新環境でのビクビク」怯える人が使える簡単テク 自己肯定感をアップするための毎日の習慣
脳に「楽しい」と認識させるためのスイッチは、目の少し下の、頬骨のあたりにあるので、この部分が動くぐらい表情筋を使って笑顔になることがポイントです。 自己肯定感が低いうちは、自分の笑顔さえも気持ちが悪いと思ってしまいますが、どうせ誰も見ていないのですから大丈夫。毎日、笑顔の練習をしましょう。 慣れてきたら、笑顔を自撮りするのをおすすめします。 鏡で見るだけよりもハードルは高いのですが、自撮りのほうが効果は大きいです。
このときに注意したいのが、あくまでも撮るのは笑顔であってキメ顔ではないということです。 おそらく、ほとんどの方がキメ顔で写真を撮ることに抵抗感は少ないでしょう。 集合写真や証明写真などで、キメ顔には慣れているからです。 ですが、キメ顔を撮っていては意味がありません。笑顔であることが重要なのです。 最初は全く笑顔が作れなくても構いません。 少しずつ、口角をあげ、目の周りの筋肉も使い、最終的には歯を見せてはじける笑顔で自撮りをしましょう。
実はこの「笑顔の自撮り」、YouTube講演家の鴨頭嘉人さんが主宰する「話し方の学校」で課された宿題でした。 私も最初は、キメ顔・キメ笑顔で撮っていました。 他人の評価が気になって、こころからの笑顔を作れなかったのです。 ■自己肯定感アップにつながる それでも毎日笑顔の自撮りに取り組んだ結果、気がついたら自己肯定感は上がっているし、何よりも周囲から「笑顔が素敵」「いつも楽しそう」「頼りになる」などと言われるようになったのです。
どの角度で、どの背景で、どの表情で撮ればいいのかを考える。撮った笑顔を自分の目で見て認識する。 この流れが、自己肯定感アップにとても効果的なのです。 どんなに一生懸命他人に接していても、他人が自分のことをどう思うかまではコントロールできません。 悪口を言われているのではないか、嫌われているのではないかと毎日疑心暗鬼になって生活するより、自分でできることからはじめて、新年度を気持ちよく迎えるための準備をしてみてはいかがでしょうか。
堀 もとこ :人間力アップコンサルタント/認定心理士