【バレー】東京2025デフリンピックへ好スタート 世界選手権優勝のデフバレーボール女子日本代表メンバーが都知事を表敬訪問
デフバレーボールの特徴そして魅力
チーム内でも、それぞれの聞こえる程度には差があるというが、「さまざまな方法でコミュニケーションをとっています。手話ができる人もいれば、口話(こうわ)で話す方もいるのですが、デフリンピックは試合中、必ず補聴器を外さなければならないので、結果的に手話の必要な場面が出てきます。周囲の方を含め、少しでも手話を覚えてもらうようにしていますね」(セッター松永彩珠選手)。そんなデフバレーの魅力について、ミドルブロッカー長谷山優美選手は「ルールは一般のバレーボールとまったく同じですが、私たちは耳が聞こえないので、プレー中に声でのコミュニケーションがとれません。そこでアイコンタクトでコミュニケーションをとりながら、ボールが落ちるまでにいろいろな攻撃や戦術を展開することが一つの特徴だと思いますので、皆さんに見ていただけるとうれしいです」と話した。 「いい目をしている、そんなふうに思っていただきたい」と付け加えたのは川北監督。「彼女たちにとっては当たり前なのですが、会話では必ず(相手の)顔を見て目を見て、そっぽを向いている選手はいません。これはウチの選手の魅力ですけど、まじめで常に一生懸命、地にはいつくばって練習しているチームです。一度プレーを見ていただければ、みんな好きになっていただけるはず。ぜひ応援よろしくお願いします」。 東京2025デフリンピックは、来年11月15日(土)から26日(水)までの開催が予定されている。 ■デフバレーボール世界選手権2024沖縄豊見城大会(6月21日~30日)女子試合結果 予選リーグ 日本 3-0 トルコ 日本 3-0 アメリカ 日本 3-0 イタリア 日本 0-3 ウクライナ 準決勝 日本 3-0 トルコ 決勝 日本 3-1 アメリカ
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