「ガッシャーン!」大混雑のドーナツ店で子供がテーブルに激突。散乱する卓上も謝罪なし&親は知らんぷり。真面目に生きている人が損する世の中に言いたいこと
年間の出産数が70万人を割り込む予測がなされ、少子化が一層加速しているように思う。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「完全に手遅れ状態ですね。さらに政策の的外れ感は否めません。すでに子供がいる世帯への助けは確かに必要ですが、少子化対策に直結するのはこれから結婚する人たち。そこへの対策がなされていないのでまあ当然の結果と言えば当然ですね」。 子は宝だ。しかし、育てる環境も楽ではない。 「お金もかかりますし、何より世間の目も冷たくなっているように感じますよね。子供の遊ぶ声が騒音になったり、電車で泣く子供に冷たい視線が注がれたり…。こんな状況を見ていたら、子供を産みたいなんて思えないという気持ちも理解できます。一方で昨今取り沙汰されるのが躾けをしない放置主義の親。この人たちの社会に与える影響も半端じゃないと感じますね」。 今回はまさに躾けをしない親に遭遇したと話す、ある女性の証言だ。 ----------------------------------------------------------
大泉昌枝さん(仮名・45歳)は、自身も高校生の子供を育てる母親だ。 「15年前と今では、子育ての環境はまるで違うと感じます。スマホだってまだ出たばかり。配信なんかもまだあまりなくて、家でDVDとか観てましたもん。懐かしいです」。 スマホを手にベビーカーに乗る子供の姿を見て驚くことも多い。 「電車なんかで親も子もスマホに釘付けという姿をよく見かけます。黙らせたいんだろうけれど、結構異様な空気に見えますよね。とはいえ、私も今の時代に子育てをしていたら同じようなことになっていたのかもしれないけど」。 そんな昌枝さんは先日、子育ての難しさを痛感する出来事に遭遇したという。 「近所にあるドーナツ店でのこと。その店舗は食べ放題ができることもあって平日でもとにかく混んでいるんです。長蛇の列になることもしばしば。私はママ友とそこでお茶をしていました」。 夕方の時間ということもあり店内にはさまざまな客が入り乱れていた。 「カップル、家族連れ、私たちのような女性の二人組など、空いている席がほとんどない状況でした。そこに子供を連れたママ軍団が登場。3組の親子総勢8人が空いた席に座りました。金曜日の夕方だったのでもしかしたら保育園の帰りか何かで、そこで夕飯を済ませようという感じだったのかも知れません」。 順番にドーナツを買いに行く姿を微笑ましく見ていたが、様子が一変する。
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