レアル・ソシエダ、ラス・パルマスとドローで連勝は5でストップ…先発の久保建英は存在感なく66分に交代
15日のラ・リーガ第17節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのラス・パルマス戦をスコアレスドローで終えた。日本代表MF久保建英は先発出場を果たし、66分に交代でピッチから下がっている。 シーズン序盤の不調を乗り越え、公式戦5連勝と勢いに乗るソシエダ。それはレアレ・アレナでの成績にも表れており、開幕からの7試合の成績が1勝1分け5敗だったのに対して、流れを変えるきっかとなったバルセロナ戦勝利からアヤックス戦、ベティス戦、ディナモ・キーウ戦と4連勝を果たしている。 ホームでも5連勝を果たしたいソシエダだが、今節の相手はここ9戦7勝とディエゴ・マルティネス監督就任から勢いに乗るラス・パルマス。一筋縄ではいかない相手である。イマノル監督は中盤に右からブライス、スビメンディ、スチッチ、前線に久保、オヤルサバル、セルヒオ・ゴメスを起用している。 前半立ち上がり、ボールを保持したのはソシエダだったが、ラス・パルマスの速攻に苦しむことに。12分にスビメンディのパスミスからマタ、16分にはエースのモレイロのシュートを許してしまったが、どちらの場面でもGKレミーロが好守を見せて何とか無失点を維持している。 反対に、ソシエダが決定機を迎えたのは25分のこと。セルヒオ・ゴメスのクロスボールがラス・パルマスDFに当たってボックス内に転がると、フリーのオヤルサバルが左足でシュートを放ったものの、これは左ポストに直撃している。 さて、久保はというと、いつも通り右サイドに張ってボールを受けるが、マッチアップするラス・パルマスの左サイドバック、マルモルの密着するようなマークに動きを制限され続ける。前半、最も目立ったのは39分の場面。右サイドでコンビを組むアランブルがエスゴと衝突して足を痛めた際、ラス・パルマスMFがお咎めなしだったことを受けて、主審の方を向きながらボールを思い切り地面に叩きつけた。これが抗議と受け止められてイエローカードを提示されている。 スコアレスで迎えた後半、ソシエダはラス・パルマスの攻勢にも苦しみゴールが遠い……。久保は53分に自らドリブル突破を仕掛け、マルモルにファウルで倒されたことを主張したが、笛は吹かれなかった。対するラス・パルマスは56分、好調のサンドロがモレイロの折り返しからシュートを放つも、クロスバーに直撃している。 イマノル監督は66分に交代カードを切り、ブライス、そして久保を下げてバレネチェア、オラサガスティを投入。この日の久保は効果的なプレーを見せられず、存在感がなかった。 ソシエダは終盤、セルヒオ・ゴメスやバレネチェアがチャンスを手にするも決め切れず。85分にオヤルサバル&ハビ・ロペスをオスカールソン&アイエンに代えても状況は変わらず、ラス・パルマスのゴールも許すことなく、結局0-0のまま試合終了のホイッスルを迎えている。 公式戦の連勝数が5、ラ・リーガの連勝数が2でストップしたソシエダは、勝ち点25で7位に位置している。