【MLB】ネイラー放出のガーディアンズ ベテラン一塁手のサンタナと1年1200万ドルで合意 5年ぶり古巣復帰
一塁手市場の動きが止まらない。日本時間12月22日、ガーディアンズはジョシュ・ネイラーをトレードでダイヤモンドバックスへ放出したが、その穴埋めとしてツインズからFAとなっていたベテラン一塁手のカルロス・サンタナと1年1200万ドルの契約を結ぶことで合意した。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えている。サンタナは2010~17年と2019~20年にインディアンス(現ガーディアンズ)でプレーしており、5年ぶりの古巣復帰ということになる。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在38歳のサンタナは2010年にインディアンスでメジャーデビューし、15年間のメジャー生活で通算1789安打、打率.242、324本塁打、1082打点、1278四球、出塁率.354、OPS.785をマークしているベテラン一塁手。2021年以降はロイヤルズ、マリナーズ、パイレーツ、ブリュワーズと多くのチームを渡り歩き、今季はツインズで150試合に出場して打率.238、23本塁打、71打点、OPS.748を記録した。 インディアンス時代の2019年には打率.281、34本塁打、93打点、OPS.911という自己最高の打撃成績を残し、キャリア唯一のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、シルバースラッガー賞を初受賞。すでに38歳ということで、その当時ほどの打撃成績は期待できなくなっているが、それでも20本塁打、80打点、OPS.750前後を計算できる。また、一塁の守備はここ数年でかなりレベルアップしており、今季はゴールドグラブ賞を初受賞した。 ガーディアンズにはカイル・マンザードやジョンケンジー・ノエルといった若手スラッガーがおり、選球眼と長打力を併せ持つサンタナはそうした若手選手たちの良きお手本となるだろう。非常に若いチームであり、サンタナには多くの経験値を若手選手に還元するチームリーダーやメンターとしての役割も期待される。サンタナが残す成績以上の価値がある補強となるかもしれない。