ポステコグルー監督、MFビスマの“笑気ガス騒動”について言及「月曜の試合から彼を出場停止にした」
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、マリ代表MFイヴ・ビスマの“笑気ガス騒動”について言及した。15日、イギリスメディア『BBC』などが伝えている。 新シーズンの開幕を19日に控えるトッテナム。そんな矢先、同クラブに所属するビスマが自身のスナップチャットへと投稿した動画が問題に。映像では、10日に行われたバイエルンとのプレシーズンマッチ後、リムジンの後部座席に座ったビスマが風船を用いて笑気ガス(亜酸化窒素)を吸引。イギリスでは2023年以降、亜酸化窒素を娯楽目的で所持することが禁止されており、2年の懲役刑につながる可能性が報じられた。 報道を受けビスマは、「これらの動画について謝罪したい。これは重大な判断力の欠如だった」と声明を発表。「僕はこれがどれほど深刻で、健康上のリスクを伴うかを理解している。また、サッカー選手、そして模範的な人間としての責任を非常に真剣に受け止めている」と反省の意を示した。所属するトッテナムも、「我々は事件について調査中だ。これは内部問題として扱われるだろう」と同選手の行動を問題視。なんらかの処分が下される可能性を示唆していた。 そんななか、ポステコグルー監督は「月曜の試合から彼を出場停止にした」とコメント。これにより、ビスマはレスターとのプレミアリーグ開幕節を欠場することが決まった。続けて、同監督は「それだけでなく、ビスと私、ビスとグループの間で信頼関係を築く必要がある。彼は努力して信頼関係を取り戻さなければならない」と厳しく叱責している。 一方、「彼のために扉は開かれているし、彼の判断が自分だけでなく、もっと多くの人に影響を与えることを理解する手助けができればと思う」とサポートも表明。「彼が今後、より良い判断を下せるようになることを願っている」と口にした。
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