はやぶさ2の現状と今後の運用 JAXA会見(全文1)4月に人工クレーター実験
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日午後、記者会見を開き、小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンに成功した小惑星探査機「はやぶさ2」の現状や、今後の探査活動について説明した。4月第1週に人工クレーターの形成実験を行う予定。 【動画】タッチダウン成功の「はやぶさ2」 今後の探査活動についてJAXAが会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「タッチダウン成功の「はやぶさ2」 今後の探査活動についてJAXAが会見」に対応しております。 ◇ ◇
登壇者紹介と本日の予定の説明
司会:はい、それでは定刻になりましたので、3月第1期、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会を開催いたします。本日はお集まりいただきありがとうございます。 まず初めに、登壇者のご紹介をいたします。皆さまより向かって右手から、「はやぶさ2」プロジェクトチームミッションマネージャ、吉川真。続きまして「はやぶさ2」プロジェクトチームでプロジェクトサイエンティストを担当いただいております、名古屋大学大学院、環境学研究科教授、渡邊誠一郎先生。「はやぶさ2」プロジェクトチームプロジェクトマネージャ、津田雄一。「はやぶさ2」プロジェクトチームでサンプル採取装置を担当いたします、澤田弘崇。はい、登壇者はこの4名になります。私は本日司会進行を担当いたします、広報部報道メディア課、永松です。よろしくお願いいたします。 本日は登壇者の津田の都合で、会見を2部構成とさせていただきます。第1部はこれから30分で、今後の運用方針および質疑応答を行います。吉川、津田がお手持ちの資料では1ページ目から9ページまでを説明いたします。【13時半 00:02:46】よりタッチダウン運用の結果といたしまして、渡邊先生、吉川、澤田から10ページ以降の資料の説明をいたします。 それではまず第1部、今後の運用方針について吉川先生からからお願いいたします。 吉川:はい、本日もお忙しい中、どうもありがとうございます。では早速ご説明を開始したいと思います。資料のほう、表紙の次を開いていただきますと、今日、今後の運用方針を最初にご説明してから、先日ありましたタッチダウン運用のご報告を行いたいと思います。次のページ、3ページ目は目次です。これは省略いたします。4ページ目と5ページ目はいつものページですので省略いたします。6ページ目からですけれども、現状タッチダウン運用、2月20日から22日、3日間にかけて行いましたけれども、無事成功いたしました。今日はこの内容につきまして詳しくご説明したいと思っています。 それから2月28日の週なんですが、これはBOX-C運用、先週ですね。BOX-C運用ということを行っていまして、探査機の行動を5キロメートルぐらいまで下げて小惑星を観測するということをやりました。さらに今週になりますけれども、今週も降下運用を行います。これもこのあと少しだけお話ししますけれども、S01という場所をかなり接近して観測するということを今週行う予定です。 はい、では次の7ページ目からは津田のほうから。