東京で一度は味わいたい!珠玉の「丼ぶりメシ」3選
●天丼・カツ丼・親子丼…日本人が愛してやまない“丼メシ”。
一時期の流行で登場したローストビーフ丼など、さまざまなバリエーションが増えましたが、やはり心に残るのは定番の味。今回は、東京で長く愛され続ける丼メシの名店を紹介します。これを読んだら、きっとあなたも足を運びたくなるはず! 珠玉の「丼ぶりメシ」の関連画像
目黒とんかつ御三家の一つ『とんかつ かつ壱』のソースカツ丼
目黒駅西口すぐに位置する『かつ壱』。目黒のとんかつ御三家の一つとして数えられ、都内でもトップクラスの名店です。人気のとんかつ定食もありますが、おすすめは「かつ丼 ソース味」。ソースタイプのかつ丼は卵とじではなく、ロースかヒレで選べます。今回はヒレカツをご紹介。 このヒレカツ、しっとりしたソースと揚げたてのサクサク感が同居し、甘すぎずスッキリした味わい。断面は薄いピンク色で、ふんわり柔らか。豚の脂の旨味が口に広がりますが、全く油っこくなく、ただひたすらに旨味が感じられます。キャベツとご飯との相性も抜群で、食べ進めるうちに「この時間が永遠に続けばいいのに」と思わせる至極の一品です。
●SHOP INFO とんかつ かつ壱 住:東京都品川区上大崎2-25-5 久米ビル B1F TEL:03-3799-3388
穴子と海老の絶品天丼、『天麩羅 神田 はちまき』(神保町)
神保町の交差点近く、1931年創業の老舗『天麩羅 神田 はちまき』。江戸川乱歩や三國連太郎も通ったこの店の「穴子海老天丼」は、ボリューム満点で高さ約11cm、総重量839g。取材時のアナゴの長さは約26cmで、エビ天2本と野菜天が丼からはみ出します。 カリッとした衣とふわふわの穴子天、ゴマ油とタレの香りが絶妙なバランス。カリカリ一歩手前まで揚げられた厚めの衣と隠し味が入ったタレが、丼全体の美味しさを引き上げています。これ一杯で満足感が得られること間違いなしです。
●SHOP INFO 天麩羅 神田 はちまき 住:東京都千代田区神田神保町1-19 TEL:03-3291-6222
三島由紀夫も愛した『末げん』(新橋)の親子丼
新橋駅から徒歩2分、1909年創業の老舗料亭『末げん』。多くの著名人に愛されてきた名店です。特におすすめはランチタイムの「かま定食」。親子丼なのですが、ひき肉を使っているのが特徴。『末げん』名物の「ソップ炊き」のつみれと同じ素材を使用し、ここでしか味わえない一品です。 頬張ると、たっぷりのひき肉から濃厚な旨味がジュワッと広がり、卵とご飯が一体となって溶けていきます。シンプルな味付けながらも奥深い味わいが口中に広がり、三つ葉のほのかな苦味がアクセントとなっています。これこそが東京で一度は味わう価値のある逸品です。