【スーパーハイトワゴンが3強】 2024年度7月期 軽自動車の車名別新車販売ランキング
2024年7月期における軽自動車新車販売の車名別ランキング
全国軽自動車協会連合会は、2024年7月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。 【写真】新型スペーシア・ギアが追加される予定のスズキ・スペーシア (82枚) ■2024年7月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10 1位 ホンダNボックス:1万6500台 2位 スズキ・スペーシア:1万3073台 3位 ダイハツ・タント:1万2576台 4位 スズキ・ハスラー:7501台 5位 日産ルークス:7419台 6位 スズキ・ワゴンR:7083台 7位 スズキ・アルト:5535台 8位 ダイハツ・ムーヴ:5083台 9位 ダイハツ・タフト:4644台 10位 三菱デリカ・ミニ/eK:4600台 7月期の軽自動車の車名別ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比7.9%減ながら1万6500台を登録して、2カ月連続でのトップに就く。 続く第2位には同33.3%増の1万3073台を販売したスズキ・スペーシアが、第3位には生産・出荷を再開して同22.6%増の1万2576台を記録したダイハツ・タントが入り、前月と同じくスーパーハイトワゴンがトップ3を占有した。 また、第4位には5月に一部改良を実施したスズキ・ハスラーが同8.4%減ながら7501台を売り上げて順位を維持し、さらに第5位には6月に仕様変更を図った日産ルークスが同84.0%増の7419台を成し遂げて2ランクアップを果たした。 なお、スズキ・スペーシアにはまもなくSUVテイストの新型スペーシア・ギアが追加される予定なので、新車効果が薄れつつあるホンダNボックスとの首位争いはいっそう白熱するものと予想される。
注目モデルの動き
6月にサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更した三菱デリカ・ミニ/eKは4600台を登録して第10位に、値上げ前の駆け込み需要があったホンダNワゴンは前年同月比41.7%増の3190台を販売して第14位にランクインする。 一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが6月に一部改良を図ったものの同31.7%減の2169台と伸び悩み、同じく5月に一部改良を実施した三菱eKクロスEVも同59.9%減の179台と苦戦する。 対して、2023年12月に大幅改良を行って電動系コンポーネントを刷新し、車名もミニキャブ・ミーブから改名した軽EVバンの三菱ミニキャブEVは、同46.3%増の120台を達成。 また、4月に仕様変更を図るとともに特別仕様車のファン「スタイル+ネイチャー」を設定した軽バンのホンダNバンは、同21.1%増の2750台を記録した。 なお、登録車と軽自動車を合わせた7月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが2カ月連続での首位に立ち、以降はトヨタ・カローラ、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タント、トヨタ・ヤリスの順で続く。月間販売台数1万台超えは、前月から2車種増えて7車種となった。
大貫直次郎(執筆) AUTOCAR JAPAN(編集)