ブランドバッグシェアのラクサス・テクノロジーズ、東証グロースへ上場 今期売上は22%増の27億円を計画
ブランドバッグ シェアリング事業のラクサス・テクノロジーズは12月13日、東京証券取引所グロース市場へ新規上場した。初値の騰落率は51.60%となった。ブランドバッグという資産をシェアするサステナブルな事業モデルや成長性が株式市場からも評価を集めている。 【画像】ラクサス・テクノロジーズの事業モデル ラクサス・テクノロジーズは2015年2月から、ブランドバッグのサブスクリプション型シェアリングサービス「ラクサス」を提供している。会員構成は、利用期間が12カ月を超える会員が全会員数の66.0%を占めており、会費収入拡大の基盤となっているという。2024年9月時点の有料会員数は1万9847人いる。 サービスを利用するたびに体験価値が重ねられるため、月額会員の退会率は登録当初から約3カ月を境に緩やかになり、顧客獲得コスト(CAC:Customer Acquisition Cost)を約2.9カ月で回収し、その後も長期的に収益を生み出す構造を確立しているという。 サービスの質の向上を企図し、2023年12月からシングルプランの月額料金を従来の月額6800円(税別)より月額9800円(税別)へ変更したが、価格改定後、減少を続けておりました会員数は、2024年9月に対前月に対して純増へ転換している。 2024年3月期の売上高は、前期比10.1%増の21億9300万円だった。2025年3月期の売上高は、同22.8%増の26億9300万円を見込んでいる。 同社は12月13日から、東証グロース市場上場を記念して、初回利用の顧客が最大65%OFFでサービスを利用できるキャンペーンを実施する。12月13日から「エントリー」をしてサービスインすると適用される。対象期間は12月31日まで。
日本ネット経済新聞