充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
充分に濃いセブンの旨味 過去1の快適性
ナローボディのセブンほど、運転体験はピュアではないといえるが、僅かな違いでしかなく、セブンの旨味は充分に濃い。恐らく、この敏捷さには誰もが驚くはず。最高のドライバーズカーだ。 ABSもトラクション・コントロールも備わらない。今回は濡れた路面がキンキンに冷えていたから、悪ふざけは抑えておいた。ガソリンタンクの容量は30L。丸2日間思いのままに走らせて、12.4km/Lの燃費を得られた。 ケータハムとして考えると、英国価格は驚くほど高いといえる。この特別仕様の反響が、今後のモデル展開と価格に影響するのではないかと筆者は想像している。半キット状態のセブン 170は、2万9490ポンド(約575万円)と安すぎるのかもしれない。 従来のセブンより高級感は高く、乗り心地は快適で、ほぼすべての個性を継承している。長距離移動の安楽さでは、ケータハムの過去1番といっていい。この特別仕様でなくても、セブンなら多くのスポーツカー以上の運転体験を享受できるけれど。 ◯:比較的快適な乗り心地 最高の運転体験 △:セブンとしては高すぎる 閉めるのが難しいソフトトップ
ケータハム・セブン CSRトゥエンティ(英国仕様)のスペック
価格:7万9995ポンド(約1560万円) 全長:3360mm 全幅:1700mm 全高:-mm 最高速度:218km/h 0-100km/h加速:3.9秒 燃費:12.4km/L(試乗時) CO2排出量:-g/km 車両重量:620kg パワートレイン:直列4気筒1999cc 自然吸気 使用燃料:ガソリン 最高出力:213ps/7600rpm 最大トルク:20.7kg-m/6300rpm ギアボックス:5速マニュアル(後輪駆動)
マット・プライヤー(執筆) 中嶋健治(翻訳)