シナー薬物疑惑に潔白主張、全豪 大会会場で会見
【メルボルン共同】男子テニスで昨年の全豪オープンのシングルスを制したヤニク・シナー(イタリア)が10日、同大会の会場で記者会見し、自身のドーピング疑惑に「何も悪いことはしていない」と潔白を主張した。 昨年3月に筋肉増強作用がある薬物に陽性反応を示したが、不正監視機関ITIAはスタッフが指の傷の治療で禁止物質を含むスプレーを使ったとの説明を支持し、資格停止処分を科さなかった。世界反ドーピング機関(WADA)はこれを誤りとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴し、1~2年の資格停止を求めている。