【陸上】マイケル・ジョンソン氏主催「グランドスラム・トラック」の詳細が発表! 1年間4試合のリーグ戦 賞金総額20億円のビッグイベント!
陸上界のレジェンドとして1990年代から2000年代に活躍したマイケル・ジョンソン氏(米国)の主催する陸上リーグの詳細が6月19日に発表された。「グランドスラム・トラック」と銘打たれ、25年に開始される予定となっている。 陸上人気復活へ! マイケル・ジョンソン氏が新たなトラックリーグの創設に向けて始動「陸上競技が本来あるべき場所に戻す」 ジョンソン氏は近年の陸上人気低下を憂い、今年2月に商業的リーグの創設を発表していた。 大会は年4回の実施を予定しており、2大会を米国、2大会を米国外で開催する。100mから5000mまでのトラック種目のみを実施し、48選手がレーサーとしてリーグと契約する。 契約選手は基本報酬とともに競技成績による報酬を得られるが、4大会すべてに出場する必要があるとしている。選手はショートスプリント(100m/200m)やロングディスタンス(3000m/5000m)など6つのカテゴリーのいずれかに振り分けられ、カテゴリで優勝者を決めるという。 ジョンソン氏は「グランドスラム・トラック」の創設にあたり、「地球上で最も優れたレーサーたちのために、この新しいプラットフォームを立ち上げることに興奮しています」とコメント。各カテゴリの優勝者には10万ドル(約1570万円)、8位の選手でも1万ドル(約157万円)が送られる予定で、年間の賞金総額は1260万ドル(約20億円)にも上る。 すでにスポンサーなどから3000万ドル以上(約47億円)の資金を確保したと発表しており、今後さらなるプロモーション活動などで安定した運営を目指していくとしている。 また同日には女子400mハードルの世界記録保持者・S.マクローリン・レヴロン(米国)が1人目のレーサーとして契約したことが発表された。 陸上界では6月3日に世界陸連が賞金総額15億円の「世界陸上アルティメット選手権」を2025年からスタートすることを発表している。
「グランドスラム・トラック」のカテゴリーと該当種目
・ショートスプリント(100m/200m) ・ショートハードル(100mHまたは110mH/100m) ・ロングスプリント(200m/400m) ・ロングハードル(400H/400m) ・ショートディスタンス(800m/1500m) ・ロングディスタンス(3000m/5000m)
月陸編集部