【レポート】2024年スパ8時間耐久はYART-YAMAHAの完全勝利!予選ではTEAM ETOILEがポールと健闘、日本勢は見事完走【EWC2024】
最後の給油。YART-YAMAHAの完勝、日本勢はすべて完走
そこから大きなトラブルはなかったが、燃費の問題でレース残り数分の段階で燃料補給のみのピットインをするチームが相次ぐ。そのピットイン後が実際の順位で、TEAM BOLLIGER SWITZERLAND #8が6番手、F.C.C. TSR Honda Franceが5番手と入れ替わるなどがあった。 そして常にトップを維持していたYART - YAMAHAがノートラブルで優勝を飾った。2位はYOSHIMURA SERT MOTULで連勝とはならなかったが、なんと40.145秒差の同一周回でペース自体は良くレースを進めていた。3位はプライベーターチームのTATI TEAM BERINGER RACINGで、ヤマハ、スズキ、ホンダが表彰台を獲得した。 4位はHONDA VILTAIS RACING、5位はF.C.C. TSR Honda Franceでトラブルと転倒が表彰台を逃した要因となった。上述の通りKAWASAKI WEBIKE TRICKSTARとBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMはリタイアに終わった。 SSTクラスではアプリリアのマシンを使うTEAM AVIOBIKE by M2 REVOが優勝。総合では7位だった。クラス2位は総合8位のNATIONAL MOTOS HONDA FMA、3位は総合10位のTEAM 33 LOUIT APRIL MOTOだ。 日本人を擁すチームとしてはTEAM ETOILE(亀井雄大/大久保光/渡辺一樹)が総合13位のSSTクラス6位、石塚健が所属しているMACO RACING TEAMが15位、綿貫舞空が所属している3ART BEST OF BIKEが19位と見事な結果となった。 ランキングとしてはYOSHIMURA SERT MOTULが88ポイントで首位、1点差の87ポイントでYART - YAMAHAが続き、54ポイントのTATI TEAM BERINGER RACINGが3番手だ。SSTクラスのランキングは1番手が91ポイントのNATIONAL MOTOS HONDA FMA、2番手が55ポイントの綿貫を擁す3ART BEST OF BIKE、3番手が54ポイントのChromeburner-RAC 41-Honda。Team ETOILEは25ポイントで8番手につけている。 次戦は第3戦鈴鹿8時間耐久ロードレースで、三重県の鈴鹿サーキットにて7月21日に決勝レースが開催される。
Webikeプラス編集部