【レポート】2024年スパ8時間耐久はYART-YAMAHAの完全勝利!予選ではTEAM ETOILEがポールと健闘、日本勢は見事完走【EWC2024】
転倒やトラブル発生。YART-YAMAHAとYOSHIMURA SERT MOTULは同一周回での優勝争い展開
1時間10分、ハイペースで追い上げている2番手のF.C.C. TSR Honda Franceが14コーナーで転倒。マシンを起こして6番手で復帰すると、ピットに入らずに走行を続けた。その30分後にルーティンのピットインを行ったが、そのタイミングで修復作業をして約7分ほどの作業のち25番手で復帰した。 さらに、SSTクラス上位を走っていたTEAM ETOILEだったが、ガス欠によりコース後半でストップ。すぐにエンジンがかかりピットロード入口まで戻るもまたも止まってしまい、大久保光がピットまでマシンを押して戻った。このトラブルにより5分ほどのタイムロスをした。総合25番手、SSTクラス13番手までポジションを落としてしまう。 続いて、SSTクラス3番手のTECMAS MRP BMW RACING TEAMが転倒を喫してしまい、総合30番手、SSTクラス17番手までポジションダウン。BMWチームが一気に下位に沈んだ。 2時間30分には、4番手のHONDA VILTAIS RACINGがマシンをガレージに入れる。オーバーヒートのようで、ラジエーターに水を入れるなどの冷却を施して5分以上のロスにより18番手でコース復帰する。 3時間20分には3番手のBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが8コーナーで転倒。自力でピットに戻り修復作業に時間を要す。また、WOJCIK RACING TEAM 777もその後に転倒を喫してリタイアすることになった。
BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMは一度コースに復帰したが、数周後にまたもピットイン。オイル漏れの修復が叶わずに4時間11分にリタイアしたことが公示された。 開始から4時間、YART - YAMAHAのピットインのタイミングでYOSHIMURA SERT MOTULがトップ浮上。同一周回でのトップ争いの機会が訪れるが、すぐにYART - YAMAHAがトップを奪い返す。4時間30分、KM 99が2度目の転倒。トップ争いからは遠のいており、ポジションを下げることはなかったが、大きなロスとなった。 4時間45分にもYART - YAMAHAとYOSHIMURA SERT MOTULのトップ争いがあったが、YART - YAMAHAがラップリーダーを守り抜き、以降は一度も首位を譲ることなく独走でレースを進めていった。 5時間15分、順調に走行を続けて4番手だったKAWASAKI WEBIKE TRICKSTARがスロー走行でピットに自走で戻る。マシン修復に取り掛かるが、エンジンのトラブルが直らずにリタイアとなった。 上位勢のポジションはほぼここから動かないが、6時間22分にはSSTクラスに動きがあった。クラストップ、総合5番手走行中だったTEAM AVIOBIKE by M2 REVOがマシンをピット内に入れる。しかし、すぐに修復済ませて最初限のロスで復帰するもSSTクラス2番手、総合8番手に落ちてしまう。 それで、NATIONAL MOTOS HONDA FMAがSSTクラスのトップに立ったが、数周でTEAM AVIOBIKE by M2 REVOがトップを奪い返してクラス優勝を諦めなかった。