ビーチバレーU21・U19日本代表選考合宿に参加 福知山成美高2年の戸叶選手と冨安選手
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京都府福知山市水内、福知山成美高校女子ビーチバレーボール部2年の戸叶こなね選手、冨安彩選手が、日本代表候補選手として、10日~12日に愛知県である「U21・U19日本代表選手第二次選考会(強化合宿)」に参加する。ビーチは高校から始める選手が多いなか、2人とも中学時代から練習していて、「経験を強みに日本代表の座をつかみたい」と意気込んでいる。 神奈川県・南下浦中学校出身の戸叶選手は、小学1年から地元少女バレークラブに所属。中学では柔道部に入ったが、週末に地元のビーチバレーチームに交じって練習し、その魅力にはまっていった。 高校はビーチ部がある成美に進学し、2段まで取得した柔道で鍛えた体幹や筋力も生かし、各種大会で活躍。昨年11月には、日本バレーボール協会がビーチ選手の育成をめざす「エリートアカデミー」の合宿にも参加した。 愛知県・知多中学校出身の冨安選手は、先にバレーをしていた兄の影響で、小学1年から地元のクラブに所属。中学もバレー部に在籍する一方で、2年生からは地元のビーチクラブに入り、練習に励んだ。 「6人制のインドアより、2人で戦うビーチの方が、より多くボールに触れられて楽しいし、自分に合っている」と感じ、高校はビーチ一本で勝負しようと、成美に進学。戸叶選手と同じく、多くの大会で実績を残してきた。 今年7月には、戸叶選手、冨安選手のペアでU23選抜優勝大会に出場。大学生のペアも参加するなか、決勝トーナメントに進出することができた。これらの2人の実績が評価され、日本ビーチバレーボール連盟から推薦を受け、選考合宿への参加が決まった。 戸叶選手は「身長は173センチでそんなに高くないですが、積み重ねてきた経験を発揮し、長所のスパイク力を中心にアピールしたい。チャレンジ精神を忘れず、日本代表に選ばれるよう頑張ります」と力を込める。 冨安選手は「負けず嫌いなので、誰にも負ける気はありません。178センチの身長を生かしたブロック、高い打点からのスパイクを武器に、しっかりと自分を売り込んで、日本代表をめざしたい」と力強く話していた。