安倍元総理の国葬「受けられるだけの功績がある」小池都知事会見7月15日(本文2完)
ファッションは磨いていくべき部門
よって、この部分をより強化していくっていうのは、産業の意味からも、文化の意味からも必要だと。それに加えて、インクルーシブな部門を加えたのは、これはまさしく2020大会のレガシーの流れをくむと言ってもよいかと思います。 前にご紹介したかと思いますけれども、車いすにずっと座っておられる方の、例えばスカートですけれども、スカートはだいたい前後ろ同じ長さにするのが当たり前なんですが、車いす用のスカートっていうのは、後ろが短くて前が長いんです。それによって座りやすく、かつ前を隠してくれるというような機能があるとかですね。それから、車いすを押す際には、この袖元が汚れたり傷ついたりするというような課題もあるということから、これからの高齢化もそうですし、社会生活を送る中で、そういったことを加味したインクルーシブなファッションっていうのは、1つのジャンルをつくるし、また、ある意味では、障害者にとって着心地のいいものっていうのは、普通の、障害のない方にも着心地がいい場合も多いわけですね。 ですから、そういう切り口をインクルーシブ部門が、新しい発信として、東京から2020大会のレガシーとして発信していくという、そこだけでももうブランド力は持てると私は思っております。そういった意味で、このファッションという切り口は、あらためて磨いていくべき部門だなというふうに感じております。多くの方々が、ぜひともチャレンジしていただいて、その中でデザイナーとして世界的になればなと、夢を見ておりますし、かなえてくれる人はきっといるというふうに思っております。
岸田総理が安倍氏の国葬実施を表明。どう思うか
記者3:【******00:40:42】、安倍さん、国葬という【*******00:40:44】ました。【********知事はどういうふうにお考えでしょうか 00:40:48】。 小池:いろいろ法律的な、また財政的な課題はあるのでしょうが、でもこれだけ長く務められてきた、そして世界でこれだけレコグナイズ、認識されているという方を、どうやってこの日本において弔うかというのは、また世界中も見てるというふうに思います。そういう意味で、国葬ということが発表されましたが、私はそうやって世界が見る弔い方というのも、安倍さんならではの弔い方というか、弔われ方、いろいろ見ているということも考えたほうがいいなと思っております。 いろいろ意見の違う方もいらっしゃるかとは思いますけれども、しかしながらそれを超えて、それだけ世界に認識をされている方っていうのは、残念ながらそうはおられないし、また国葬を受けられるだけの、安倍さんには功績があるというふうに思っております。さまざま、時代の移り変わりによって、成果についてはプラスな部分、そうでない部分、いろんな考え方があるでしょうけども、しかし、やっぱり安倍総理が務められたことについては、大きな日本の1つの歴史をつくられた。それをどう発展させていくかは、これからのみんなの責任かなというふうに思います。 それでは、よろしいですか。あ、じゃあ最後、手があがりました。