写真：PC Watch

　Dellは6日(米国時間)、Thunderbolt 4対応の32型液晶モニター「Dell UltraSharp 32 4K Thunderbolt Hub Monitor(U3225QE)」、27型の「Dell UltraSharp 27 4K Thunderbolt Hub Monitor(U2725QE)」、および32型4K有機ELの「Dell 32 Plus 4K QD-OLED Monitor(S3225QC)」を発表した。 【画像】背面 ■ U3225QE/U2725QE 　U3225QEおよびU2725QEは、新たにenhanced IPS Blackテクノロジーを採用した4K液晶モニター。グローバルで2月25日より販売を開始し、米国での価格はそれぞれ949.99ドル、699.99ドル。 　高性能なプロフェッショナル向けモニターと位置付ける製品で、世界初となるenhanced IPS Blackテクノロジーを採用。3,000:1の高コントラスト比を実現し、従来のIPSパネルと比べて47%深い黒色表現が可能となったほか、オフィス環境でのアンビエントコントラスト比を89%改善したとする。 　色域はDCI-P3およびDisplayP3を99%、sRGBおよびRec.709を100%カバー。Delta E 2未満の色精度を謳う。リフレッシュレートは120Hzで、滑らかな映像表示も行なえる。 　インターフェイスはHDMIやDisplayPortに加え、Thunderbolt 4にも対応。USB Type-AおよびType-Cのハブや2.5Gigabit Ethernetも備えており、Thunderbolt 4ドックとしても機能する。さらに、USB PD EPR(Extended Power Range)もサポートし、ノートPCなどの機器に対して最大140Wの給電も行なえる。モニター前面側からアクセスでき、アクセサリの充電にも便利なポップアップ式USBポートも本体下部に装備している。 　そのほか、最大30%のブルーライトを低減する機能や、環境光にあわせて輝度や色温度を調整するAmbient Light Sensor、4Kモニター合計2台までのデイジーチェーン接続機能なども搭載する。 ■ S3225QC 　S3225QCは、4KのQD-OLED(量子ドット有機EL)パネルを採用した32型モニター。中国では3月27日、それ以外の地域では5月22日の発売を予定しており、米国価格は799.99ドル。 　AI技術を活用した3D空間オーディオ技術を搭載する点が大きな特徴。AIが頭の動きをトラッキングし、ユーザーの動きに追従して音響がリアルタイムに調整される。また、ビームフォーミングや逆側の耳に届く音を相殺する技術を組み合わせることで、内蔵の5W+5Wスピーカーから左右の耳に正確に音を届け、クリアなサウンドを実現するという。 　パネルには高解像度な4K QD-OLEDを採用。鮮やかでコントラストに優れた表示を実現するとともに、色精度や色深度の性能も高めた。Dolby VisionやDisplayHDR True Black 400のサポートに加え、120Hzの高リフレッシュレート表示や0.03msの応答速度、FreeSync Premiumにも対応しており、プロフェッショナルやカジュアルなゲームプレイ、日常用途まで幅広く活用できるとする。 　インターフェイス周りでは最大90WのUSB PD給電が可能なType-Cポートも搭載。対応デバイスと接続した場合は映像入力と給電を同時に行なえる。本体下部にはポップアップ式のUSBポートも備える。