好スタートを切ったイオン“格安スマホ” ── 参戦企業の増加でブーム到来か?
標準で音声通話&MNP対応も魅力
さらに、格安スマホではデータ通信のみのサービスが多いのですが、イオンの場合は標準で音声通話がセットになっています。無料通話が付属しないものの、通話料は大手キャリアと変わらない20秒/30円。電話番号を変えずに乗り換えられるMNP(Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティ)に対応しているのも嬉しいところです。 そのほか、大手キャリアは2年単位の割引プランを途中で解約すると解約金が発生するのに対して、イオンなら契約期間の縛りがないのも特徴といえます。 キャリアメールが使えないという難点もありますが、こちらについてはLINEやSkypeなどのコミュニケーションツールが普及しているため、そこまでネックに感じる人が少なくなったのではないでしょうか。
“はじめてのスマホ”層にも最適
NECビッグローブが2013年7月23日に発表した「スマートフォン利用状況アンケート」の結果(http://www.biglobe.co.jp/pressroom/release/2013/07/130723-a)によると、スマホの平均月額利用料は6785円。また、総務省が2013年6月26日に発表した「電気通信サービスに係る内外価格差調査」(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000209.html)では、東京のスマートフォンユーザーの平均月額利用料は7564円となっています。イオンの格安スマホは機能制限こそあるものの、メールやWebサイト閲覧を中心とした使い方ならそれほどデメリットを感じることなく、7000円近い月額利用料を半額以下まで抑えることが可能なのです。こうした点から、高齢者を中心とした“はじめてのスマホ”層に最適という声が挙がっているほか、ストリーミング動画閲覧は自宅のWi-Fi経由のみに限定するといった使い方も有効でしょう。