父の背中追って…居酒屋の3代目が受け継いだ“揚げおにぎりカレー”が日本一に 名物メニューで店を未来へ
今では2代目が考案した「国産牛スジ定食(税込940円)」や「唐揚げ定食(税込890円)」など、新旧を合わせたラインナップになっています。
■卒業文集に「父の背を追う」…祖母が始めた店を次の世代へ
馬飼野さん: 「小さい頃から、飛騨路を継ぐのが夢だった。小学生の頃、卒業文集で『父の背を追う』というのを書いていたので。継ぎたかったというか尊敬していたので。居酒屋であそこまで手をかけて作っているのはなかなかないですし、お客さんから愛されている父の姿を見て『そういう人になりたいな』って思ったのが一番大きかったのかなと思います」
父親の直樹さん: 「(店を継ぐので)いいの?という感じだった、大丈夫?って」 50年ほど前、亮太さんの祖母、五子(いつこ)さんがこの場所で居酒屋「田舎」を創業 したのがこのお店の始まりでした。
その後、直樹さんが店の業態は変えず店名を「飛騨路」とし、5年前、3代目として亮太さんに引き継がれました。 ところがその直後、新型コロナが蔓延し、夜の営業ができない日が続きました。 馬飼野さん: 「このまま終わっちゃうのかな、もう駄目なのかなというのは正直思っていました」 飛騨路を終わらせないため、馬飼野さんが始めたのがSNSで愛知のグルメを紹介することです。
馬飼野さん: 「『愛知グルメ探検隊』っていうアカウントで、いろんな愛知のグルメを1本の動画にして、紹介しています。コロナが流行りだして、時間はある状況だったので、何かやらなければというのが一番大きかったですね」
コロナ禍で始めたSNS。県内にある飲食店の料理やスイーツを毎日配信しています。 馬飼野さん: 「一番は、グルメを発信しながら自分のお店にいつか来てもらえるかなというのがあったんですけど、料理の見せ方だとか、全体的としてこういう雰囲気だからお客さんが入っているのかなというのは今になって一番大きかったかなと思います」 お店を存続させたいという考えで始めたSNSはフォロワー数21万8千人となり、インフルエンサーに。 馬飼野さん: 「飛騨路をどういった形でも残っていくようには、自分の代で途絶えさせたくはないという思いはあります」 2024年8月19日放送