父の背中追って…居酒屋の3代目が受け継いだ“揚げおにぎりカレー”が日本一に 名物メニューで店を未来へ
■日本一は父の技術と息子のアイデアの賜物
このカレーは馬飼野さんの父で、2代目の直樹さんが考案したもので、30年程前からあるといいます。
馬飼野さんの父 2代目の直樹さん: 「まかないで作ったカレーをお客さんに出したら『これうまいやん!』となって、『これメニューにしたら?』と始まって。そのあと、揚げおにぎりの上にカレーかけたのは息子」 亮太さん: 「(幼いころ)食べた料理の中でも、カレーが人生で一番おいしいとその時思ったんですよ。こんなにおいしいものがあるんだって」
その経験が元となり、亮太さんは自分が店を継いだ時に、このカレーを看板商品にして提供したかったといいます。 男性客: 「すごいカリカリしとって、チーズはトロトロだもんで、うまいんだよ」 女性客: 「ご飯がカリカリで、それがカレーと合っておいしい」 別の男性客: 「ここでしか見たことがない『揚げおにぎりチーズカレー』。揚げおにぎりだけでもおいしいし、チーズってみんな大好きでしょ。カレーは喜んで食べちゃう。だから組み合わせがうまいなと思う」 馬飼野さん: 「どこにでもあるようでないような味というか、もっといろいろな方々にこの味を知ってもらえるような。(飛騨路を)豊橋で一番の店にしたいと思っています」 元々、お店の隠れ名物でもあった「揚げおにぎり」にチーズ、その上にじっくり煮込んだ飛騨牛カレー。 父の技術と息子のアイデアで2024年、日本一になりました。
■実は一番人気は親子丼?
そして、名物はカレーだけではありません。「親子丼」も人気です。
男性客: 「卵かけご飯のような感じもありつつ、ダシがきいていておいしい」 親子丼は亮太さんが考案したメニューで、鶏ガラベースの濃いダシを使っていて、卵は半熟です。そして濃厚な味わいが特徴の卵黄を乗せて、コクとうまみを足しています。
馬飼野さん: 「シズル感というか、ツヤ感もめちゃくちゃいいし、結構一番人気くらいな人気あるメニューです」 5年前、3代目を任された時にこの親子丼を考案しました。 馬飼野さん: 「元々は飛騨牛カレー専門店としてランチをやっていたんですけど、毎日カレーを食べにくる人は少なくて、僕らは地元に愛される店づくりをしたいなと思っていたので、毎日お客さんが来たくなるためには、定食が必要かなと考えたメニューです」