新年に希望が持てない? 「自殺リスクは元日と月曜日に高まる」東大調査で明らかに
自殺を防ぐためにできること・ポジティブな生活習慣などは?
編集部: 自殺を防ぐためにできることや、ポジティブな生活習慣を送るために大事なことを教えてください。 伊藤先生: 自殺を防ぐには、日常的な支援ネットワークを持ち、孤立を防ぐことが重要です。また、ポジティブな生活習慣としては、十分な睡眠、規則的な運動、バランスの取れた食事、飲酒をしないなどを意識することが有効です。ストレスや悩みを1人で抱えず、専門家や信頼できる人に相談することが、早期の支援につながります。
編集部まとめ
東京大学の研究グループは「世界26の国および地域のデータを解析したところ、月曜日と元日の自殺リスクはほとんどの国で高いことが明らかになった」と発表しました。WHO(世界保健機関)によると、2019年には世界で70万人以上が自殺で命を落とし、15~29歳の若者の死因の第4位であることが明らかになっています。今回のような研究が自殺防止に役立つことが期待されます。 [この記事は、メディカルドック医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
伊藤 有毅 先生(柏メンタルクリニック) ・専門領域分類 精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。 ・保有免許・資格 医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医