スポーツ用品のヒマラヤが中古買取を強化、レンタル+リユースの「リコマースビジネス」に本格参入
スポーツ用品大手のヒマラヤは5月31日から、ゴルフ用品のみで展開していた店頭での中古品買取の対象カテゴリーを拡大した。 野球・サッカー・ウィンタースポーツ・キャンプ用品のほか、トレーニング器具・釣り具などに対象を拡大。現金または「ヒマラヤポイント」で買い取る。同日にリユース品専門のECサイト「HIMARAYA NEXT USED」もオープンした。
ヒマラヤでは、商品を循環させることで持続可能な社会の実現への貢献としてリユースやレンタルサービスに取り組んでいる。「ヒマラヤリコマース」事業によって創出した利益の⼀部を環境へと還元していくとしている。
中古品買取はヒマラヤの店頭で実施する。日々スポーツ用品に触れ、豊富な知識を持つヒマラヤのスタッフが買い取る商品の状態を確認。メンテナンスとクリーニング、品種によってはオゾンによる殺菌も実施し、「HIMARAYA NEXT USED」で販売する。初期状態に不満がある場合は、返送料無料で返品を受け付ける。
買取対象はアウトドア⽤品、釣り具、登山用品、ゴルフ用品、ウィンター用品、各種スポーツ用品、健康器具など。買取受け付けは都内の葛飾奥戸店、神奈川のサクラス戸塚店で先行実施。6月7日から、岐阜の本館、群馬・高崎店など大型店を含む16店舗で受付をスタート。2024年秋頃までには全店舗に広げる。
店頭での買取サポートシステムは、FreeStandardが提供するリコマースオペレーティングシステム「Retailor(リテーラー)」を独⾃にカスタマイズして導入した。迅速な査定金額の提示が可能になり、ヒマラヤの会員システム「ヒマラヤメンバーズ」とも連動。スマホ画⾯で会員証を提示すれば買取時の個人情報の記入が不要となる。店頭やECで使えるヒマラヤポイントでの買取も行う。現金よりも還元率を高く設定する。