漫画家・影木栄貴さんとDAIGOさんが姉弟で初めて共演!『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』書籍発売記念トークショーレポート
漫画家の影木栄貴さんが、50歳で結婚に至った半生や人生観を赤裸々に綴ったエッセイ『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』を刊行。同書発売を記念し、5月25日、アニメイト池袋本店にて弟のDAIGOさんと初のトークショーを行いました。その模様をリポートします。 【写真を見る】影木栄貴さん&DAIGOさんのトークショーの模様(写真22枚) ■DAIGOさん「全体的にヤバいんですけど…」 トークショーの前の記者会見から、影木さんとの初共演を「難しい」「やりにくい」などとこぼしていたDAIGOさん。トークショー冒頭でも、「きょうだいであまりこういうことやるもんじゃないと思いますけど、記念なので。1時間もたないかもしれない(笑)」と打ち明け、いきなり観客の笑いを誘います。 一方、影木さんは「私は利用できるものはなんでも利用するので、宣伝部長のDAIGOに全力で応援してもらいます。今日は来てくれてありがとう」と感謝を述べ、トークショーが始まりました。 まずは、影木さんがDAIGOさんやもう一人の弟さんから「ヤバイ人」と思われているという書籍内の話にちなみ、影木さんの「ヤバいところ」を聞かれると、DAIGOさんは「全体的にヤバイんですけど……」と言葉を濁しながら、「もちろんいい意味でもありますよ! 漫画家というクリエイティブな仕事は、ある程度ヤバくないと作品を生み出せませんから。いい意味でもヤバイです!笑」というフォローを入れます。 すると、影木さんは「DAIGOって、お姉ちゃんに会わせる友達と会わせない友達がいるよね?」と質問。DAIGOさんは「昔のことだよね。それはまあ……粗相があったら困るから(笑)」と返し、会場を沸かせました。 ■家族みんなが「騙されているんじゃないか」と心配 続けて影木さんが「(北川)景子ちゃんは早めに会わせてくれたよね?」と尋ねると、DAIGOさんが「(影木さんが実家暮らしなので)両親に紹介しようとしたら、自動的に家に姉がいただけ」と打ち明け、さらに会場は笑いに包まれました。 影木さんの本書執筆に関してDAIGOさんは「家族の話で、言わなくていいことも書いてしまいそう」と心配していたそうですが、実際に読んでみて「意外と少なくて安心しました」とポツリ。 そして、影木さんの結婚が決まったときの話題へ。家族みんなが「騙されているんじゃないか」と心配していたそうで、「会ってすぐ付き合う、結婚するって、何かの詐欺なんじゃないか、何か裏があるんじゃないかと本当に思った」と語るDAIGOさん。ですが、実際に会ってみると「優しくて包容力もあって温かい方。一緒にいて姉が幸せなら、詐欺でもいいかなって思えるぐらいいい方です!(笑)」と、不安は払拭されたそう。 ただし、影木さんは「結婚のお祝いの食事の席で、弟2人が全力で旦那さんに謝っていました。2人が並んで『姉のどこがよかったんですか?』と聞いていて、非常に失礼極まりない!(笑)」と苦笑いしていました。 ラストには、「もったね、1時間」(影木さん)、「僕は何回も時計を見ていましたけど」(DAIGOさん)というやり取りに会場は大爆笑。最後に影木さんが「賛否両論ある本だと思います。読んでいただいた皆さんの、共感した部分も違うと思った部分も、たくさんの意見を聞きたいと思っています」とアピールして、トークショーを締めくくりました。 ■書籍『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』について 恋愛免疫力ゼロだった人気漫画家が50歳にして結婚に踏み切ったわけとは? DAIGOの姉、内閣総理大臣の故竹下登の孫として知られる人気漫画家・影木栄貴が50歳にして結婚、おひとり様をやめるまでの道のりを赤裸々に書いた初エッセイ。シングル時代が長かった著者ならではの視点にも注目したい一冊。描きおろしエッセイ漫画も収録! ■著者プロフィール 影木栄貴……漫画家。1996 年『運命にKISS 』(新書館)でデビュー。以後、少女漫画、BL 漫画、百合漫画、エッセイ漫画などで活動中。現在は原作・原案を多く手掛ける。代表作『LOVE STAGE!!』(KADOKAWA)はアニメ化、映画化、タイではドラマ化もされた。母方の祖父は第74 代内閣総理大臣の故竹下登、弟にBREAKERZ のボーカル・DAIGO、義妹は北川景子。 取材・文=小田島瑠美子