小池知事「カラオケ、ナイトクラブなど出入り自粛を」夜の飲食店で感染事例多発か
小池都知事による冒頭発言
東京都の小池百合子知事は30日夜、緊急で記者会見を開き、同日開かれた都の新型コロナウイルス対策本部の場で、専門家から「感染経路が不明な症例のうち、夜間から早朝にかけて営業しているバー、ナイトクラブ、酒場、など接客をともなう飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発していることが報告された」と述べた。 【会見ノーカット】小池知事「カラオケ、ナイトクラブなど出入り控えて」緊急会見
小池知事はそれらの場所は、いわゆる「3つの『密』」が重なると指摘。都民に対し、「若者にはカラオケ、ライブハウス。中高年はバー、ナイトクラブなど接待をともなう飲食店は自粛してもらいたい」と述べ、そのような場所への出入りを控えるよう自粛要請した。また、平日の夜間の外出や、週末の不要不急の外出も控えるよう訴えた。 都では、先週から1日あたりの感染者数が増加している。小池知事は「いまがまさに感染拡大を抑えられるかどうかの重大な局面。『感染者の爆発的増加』(オーバーシュート)を回避するため、命を守るため、都民の協力をお願いする」と話した 小池知事は今月25日の会見で「オーバーシュート(爆発的な患者の急増)の懸念がさらに高まっている。今の状況を一言でいうと『感染爆発の重大局面』だ」などと強調。「感染拡大を防ぐには、都民の協力が重要だ」として、都民に対して週末(28、29日)は不要不急の外出を自粛するよう強く要請した。27日の会見では、記者から「(特措法に基づく)緊急事態宣言に値すると思っているか」と問われたのに対し「まさにぎりぎりの所ではないか」と述べていた。