スムージーは実はNG!「食欲がない人」の朝ごはんの正解とは?
やさしい甘さでじんわりとからだを養生する 基本の「臓活おかゆ」の作り方
さて、「臓活おかゆ」のレシピは何十通りもありますが、まずは、白米と水に梅肉をのせるだけの「白米のおかゆ」をおすすめします。塩も入れず、お米のやさしい甘さがうれしいシンプルなおかゆは、ほかには何も受けつけないというときでも、からだを養生し、エネルギーを補いながら、からだをととのえてくれることでしょう。 ここでは、基本の「白米のおかゆ」のレシピをご紹介します。 〈材料・2人分〉 白米…1/2合以下、水…600㎖、梅干し…2個 〈作りかた〉 1、白米は、水がにごらなくなるまで洗って、ざるにあげる。 2、梅干しは種を取り除き、包丁でたたく。 3、鍋に白米と水を入れて中火にかける。沸騰したら木べらで鍋底をこそげるように混ぜ、少しずらして蓋をして、弱火で30分煮る。 4、器に盛り、梅肉をのせる。 「白米のおかゆ」で体調が戻ってきたら、からだの状態や季節に合わせて具材を変えていきましょう。たとえば鶏肉や鮭など、たんぱく質を加えるのもいいですね。ちなみに、おかゆを作るときは、鍋の上澄みにこそ栄養がありますから、絶対に捨てず、そのまま召し上がるようにしてください。 本文は『こころとからだを巡らせる!臓活習慣』(ワニブックス)より一部抜粋・編集しています。 メイン画像提供:Adobe Stock
著者メッセージ
健やかなこころとからだを作るために、もっとも簡単に取り入れやすく、大切にしたいのが食養生です。 みなさんは毎日「朝ごはん」を食べていらっしゃいますか? さまざまな不調を抱える多くの人が、「朝食抜き」という事実があります。「朝ごはん」は少量でもいいので、とくに不調がない場合はたんぱく質をメインに摂ることをおすすめします。 食欲がない方は、記事でご紹介した「おかゆ」から始めてみましょう。そしてやはり食事のコツとして意識したいのは「旬のものをバランスよく食べる」こと。 本書では、こうした食養生に加え、「かかとを意識した歩き方」や「イライラしたときの対処法」など、ちょっとした工夫で簡単にでき、日常に取り入れやすい「臓活習慣」についてお伝えしています。